純情ガールだって恋くらいします。

決心 ページ44

dear玲於




ここ来るの久しぶりだな。


何年ぶりだっけ？笑


A「れ、れおくん！！」


ドアを開けた瞬間これだもん


おめぇちゃんと仕事やってんのかっつーの笑


玲於「カラーリングお願いしまぁーす」



A「ご、ご指名は？」


なにその顔は。


そんな不安そうな顔されても困るんですけど笑



玲於「まぁ。おまえにしてやってもいいかなぁ」



なんておれは何を言ってんだ


ほんとガキか。って自分で自分を責めるけど治んないんだよね


A「うんっ！じゃあこちらへ！」


なにうれしそうにしてんの


ほんとこういう顔するの期待しちゃうからやめてほしいんだよね。



玲於「ねぇ。涼太くんとの聞いたよ。高校の同クラだったんでしょ」


ほんとは涼太くんの話なんてしたくないけど


…嫌いじゃないよ？むしろ好き。


でもAのことになったら別じゃん？


A「…うん。相変わらず王子様みたいでね。すっごくかっこいいよね」


おいおい


普通そんなことお前のことが好きな男にいうセリフかよ


ってあぁ。ダメダメ。


今日はぜったいすねないってきめたから



A「…でもクリスマスの日に会う約束したのに、、来てくれなかったの。」



やっぱり理由はまだ知らないんだ




A「ほんとに悩んだんだ。私嫌われちゃったのかなって」



…いつもこうだ


涼太くんのことになるといつもこんな悲しい顔をする


俺だったらこんな顔絶対させないのに。



でもきっとあいつに俺のことでこんなにも悩ませることもできないと思う


……悔しいけど



できれば言いたくはない



涼太くんがあの日なんで来なかったのか



涼太くんがあの日Aに何を伝えようとしたのか



……だって言ったらきっと涼太君のところに行ってしまうから



A「ご、ごめんね！ベラベラ昔の事ばっこり」



玲於「…無理すんなよ」


もうこんなお前見るの嫌になってきた



俺はお前のことがすきだ。


この世で世界１大好きな女だ。


でも、だから幸せになってほしい

いや。べつに見栄はってるわけじゃないよ？


ほんとに、、俺らしくないけどマジで思ってるから


玲於「全部聞いたんだ。涼太くんから」



A「え？」


…やっぱり言いたくねぇ


でもこいつのためなら


玲於「あの日告ろうとしてたんだよおまえに」


なんでもしてやってやるよ

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