純情ガールだって恋くらいします。

ジレンマ ページ38

dear玲於





龍友「き、緊張するわぁ。燃えてきたわぁ！」




隼「いやどっちかにしてくださいよ。忙しいヒトですね」



今日はMステの収録



新曲がでたらいつもこの番組に出させてもらってる。



……ちなみに涼太くんが主演の映画の主題歌




玲於「……涼太くん。ちょっとさ、収録終ったらメシとか行かない？」




涼太「ん？あ、いいね。飲もう」




メン「えっ！俺もいきたい。俺も行きたい」



玲於「くんなよ。どうせまた潰れんだから」



メン「そ、そんなことなかとですよっっ」


･

･


涼太「ねぇ。ほんとにいいのー？メンさん意外とへこんでたよ？」




玲於「……今日はだめなやつだから」




涼太「なにそれ笑」



おいおい。ビール飲んでてもさまになってるよ？



こういう男が女にモテんだよなぁ


GENERATIONSでも王子様キャラだし……あいつのどストレートじゃん




玲於「……俺と一緒の名字のAってやつ。涼太くんと高校の頃の同クラなんでしょ？」




涼太「あぁ！え？知ってんの？」



玲於「……いきつけの美容室で知り合って。まぁ仲良くしてもらってんだけど」



涼太「マジか。おれ最近東京にいるってことしってさ。まえ偶然会ったんだけどね。」



……知ってるよ。おれ見てたし


なんていったらちょっとヤバイやつみてぇだから言わないけど




涼太「ほんと可愛くなったのに中身は昔のまんまでさ。」



玲於「……どんな子だったの？」




涼太「今のまんまだよ笑人見知りなとこあるけど慣れたらグイグイくるような。懐かしいなぁ」



なんで聞いちゃったんだろ



玲於「……そうなんだ」



おれ今顔マジで大丈夫？


自分でも子供かって思うんだけどめちゃくちゃくやしい


俺の知らないAを涼太くんはいっぱい知ってる


これから知ってけばいいじゃんって話だけどとにかくうらやましい


……なさけねぇ。



涼太「……でもおれ急に転校がきまってさ。その3日後のクリスマスはAと会う約束してたのに。」




玲於「え？」




涼太「あっ、そんな付き合ってるとかじゃないよ？」



玲於「……なにがあったの？」



あの夜Aは涼太くんを寝言でよんでた


え？涼太くんのこと好きなの？って一瞬思ったけどあいつにしてはらしくない顔してたから



涼太「……おれAに告白しようとしてたんだ。」

さいてい→←飲みましょう。踊りましょう。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す