巡り会えたこと (ページ6)

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『え？』

「あ、彼氏とかいた？ごめんごめん(笑) 」

送って大丈夫なのかが第1
送っても良いの？が第2に浮かんだ

『彼氏は居ないんだけど、、逆に送って大丈夫なの？』

「車とか1番バレにくいでしょ、わら」

この笑顔の懐かしさ
イタズラっぽく笑うふっか

変わってない一面が見れた

車までの道もあの頃大変だったんだよとか新メンバー入ってからがとか今までの時間をなかったかのように話をしてくれて

この仕事が天職で大好きな事すごく伝わって
なんだか私も嬉しく思えた

車に乗り込むと何も言わず助手席に座るふっか

私が望んでいた光景なのかもしれない

『あ、住所教えてよ』

「待って、俺やる」

どうやってやるんだ〜って頑張ってタッチしたり
押したりするけど何にも知らない姿も可愛く見えて

「今バカにしてるでしょ」

『え？してないよ(笑) 』

「うっそだー、わら」

少し教えてあげたら入力できたみたいで
俺、天才だわーって言ってる姿を無視してアクセルを踏む

「言おうか迷ってたんだけどさぁ」

『ん？』

「髪の毛短かったよね？」

『あー学生の頃？そうだね、ボブだった』

ふっかが短い髪型が好きって言ってたからなんて言えるはずもなく、25歳ぐらいまではボブのままだったけど前に進みたくて伸ばした

「短いのも似合ってたけどそっちのほうが、かぁいい」

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