変わらない ページ16
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『 え? 』
深「 ん? 」
時が止まった。
今の聞き間違いじゃないよね?
その言葉がどういう意味で言ったのか聞きたい。
でも聞く価値があ....
昔の私と今一緒だ
あの言葉の意味を聞けなかった私は少し後悔していた
烏龍茶をゴクっと飲み
意を消して口を開いた
『 それってさ私のこと好きなの?(笑) 』
どうしても私の性格上真剣には聞けなかった
もし違ってても恥ずかしくないように。
「 え〜....ふは、ないしょ 」
策士だったの忘れてたよ
やっぱり聞く意味なんてないじゃん。
あーあ、1人で期待してバカみたい
同級生の1人にしか過ぎなくて少しだけ距離が近かっただけ
私はただの友達。
『 あっ、そういや友達に呼ばれてたの忘れてた 』
岩「 帰る? 」
『 うん、ごめんね、またみんなで飲も! 』
渡「 お疲れ〜 」
深「 ....Aちゃん気をつけてね 」
みんなに手を振り早足で車に乗り込んだ瞬間一気に涙が溢れた
この歳にもなって今をときめくアイドルに片想いなんてバカみたい
あぁ...苦しいな
高校を卒業して以来会ってもなかったのにずっと好きだった
叶わない恋なんてしなきゃ良かった
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作者名:よもぎ | 作成日時:2024年1月29日 18時