焼肉 ページ44
@Riku
『ねーえ、りっくん。』
お肉が焼かれてる鉄板を挟んで、頬杖をついたAがめんどくさそうに僕を呼んだ。
「なあに、Aちゃん。」
お肉をひっくり返しながら聞けば
『A、昨日も焼肉食べたなあ？』
これでもか、ってくらいに僕を見つめるA。
「うん、僕も食べたよ？」
ちーがーくーてー！とオレンジジュースを一気に飲んだ。
「なあに、もう」
焼けたお肉をAのお皿に乗せていく。
『明日も焼肉、とか言わないよね……？』
「えー、明日はあっちの焼肉屋さんにしようと思ってたんだけどなー、」
と言えば、
『もうむりー！！！3日連続で焼肉とか死んじゃうよ！！！』
個室の中、外の店員さんに聞こえないように叫んだ。
「えー、だってA、夜ご飯の8割焼肉でも許してあげる、って言ってたじゃん！」
いつかのMステで言った 結婚する人の条件。
あの後すぐ、
『わたし、夜ご飯の8割焼肉でもぜんっぜんいいよ！』
と飛びついてきたはずなのになあ。
『やっぱり無理だったのー、』
とお肉を箸でつまみながら唇を尖らした。
『Aはりっくん！って言ったのになあ〜。夜ご飯の8割が焼肉でも許してくれる人！ってなあ〜。』
可愛かったなあ、あれ。
りっくんです！って言って自分で顔赤くしちゃってるの。
『お肉飽きたよ〜』
と言いつつお肉を食べるA。
「じゃあ明日はAが行きたがってた、あそこのお店行こーね？」
機嫌を取るように言うと
『うん！』
と笑ったA。
……明後日また焼肉屋さん連れてこよ。
なんちゃって。笑
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姫乃(プロフ) - しょへが最高すぎます笑笑 (2021年3月22日 1時) (
レス) id: 4cf81f2346 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - 祐さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！！ (2020年5月18日 10時) (レス) id: ff21460281 (このIDを非表示/違反報告)
祐 - 面白いし、読んでいて幸せな気持ちになりました！一気に読んじゃいました！ずっとずっと読みたい作品です (2020年5月18日 7時) (レス) id: 8bc1c5a274 (このIDを非表示/違反報告)
唯翔(プロフ) - LIKIYAさんの漢字が違っているので直して頂きたいです (2019年9月26日 3時) (レス) id: ca0e7c867d (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - ｸ ﾛ ｷ ｱ ﾘ ｻさん» リクエストありがとうございます！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 28560a86b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる
| 作成日時：2019年8月13日 1時
