▽ ページ18
@Riku
Aに気づかれないようにそっと楽屋を出る。
向かった先は3つ隣にある小さな楽屋。
コンコン、とノックしドアを開ける。
「失礼します、RIKUです。」
そう言うとゆっくり振り返る彼。
綺麗な顔……
フィリピンとのハーフって言ったけ、亜嵐さんと同じ。
短い髪は綺麗にセットされて前髪は上がってる。
切りそろえられた髭は隆二さんのようで、大人の男をイメージさせるような人。
僕とは、真逆。
よくみんなは僕のことを向日葵と言うけれど、この人は薔薇。
なんて思ってたら話しかけてきたハルさん。
「君が彼女の彼だね？」
彼女、というのは間違いなくAのことだろう。
「はい。今日は、僕の彼女がお世話になります。」
今日は、を強調して。
あなたとAが恋人をしてられるのは、今だけだよ。という意味を込めて強くそう言った。
「ははっ、随分と強気だねぇ。余計に燃えるよ。」
そう言って僕の横を通り過ぎようとした彼。
その腕を掴んで
「当たり前じゃないですか。彼女は僕以外、見えてないんですよ？」
顔を見ずにそう伝える。
手を離せばふっ、と笑って出て行った。
パタン、と閉められたドア。
あれが、大人の余裕、ってやつ。
「はぁ……」
Aが僕を想ってくれてることは確かで、僕も同じように想っているのに……
言い負かせられない自分と、嫉妬で、
悔しくてその場で頭を抱えた。
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姫乃(プロフ) - しょへが最高すぎます笑笑 (2021年3月22日 1時) (
レス) id: 4cf81f2346 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - 祐さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！！ (2020年5月18日 10時) (レス) id: ff21460281 (このIDを非表示/違反報告)
祐 - 面白いし、読んでいて幸せな気持ちになりました！一気に読んじゃいました！ずっとずっと読みたい作品です (2020年5月18日 7時) (レス) id: 8bc1c5a274 (このIDを非表示/違反報告)
唯翔(プロフ) - LIKIYAさんの漢字が違っているので直して頂きたいです (2019年9月26日 3時) (レス) id: ca0e7c867d (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - ｸ ﾛ ｷ ｱ ﾘ ｻさん» リクエストありがとうございます！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 28560a86b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる
| 作成日時：2019年8月13日 1時
