おれ、わんこ。

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@you



手首をがっちりと掴まれ、逃げるに逃げられない状況。



たまたま後ろを通った人に助けを求めようとすれば口を塞がれ、こんばんは、なんて呑気に挨拶してる。





『んんんんん！！んー！！！！！』





｢ちょ、ほんっとうに！い、1回入ってってば！｣





一向に入ろうとしないわたしを無理やり部屋の中に引きずり込む男の人。



どうしよう、殺されちゃう……！！！





『やめっ、やだやだ！！！まだ死にたくないって！！！』





｢死ぬ！？殺さないって！1回落ち着いて話聞いて！？｣





逃げるようにリビングまで走って、ソファに置いてあるクッションを投げつける。



全部のクッションを投げつけて、手元に何も無くなり、そこにあった花瓶を手にした時。





｢え、ちょ、それはだめだって、死ぬ死ぬ死ぬ！！！！｣





『いやぁ！！！』





｢あーもう、ほら！！俺！！見たことあるでしょ！？1回会ったことあるよね！？｣





花瓶を持つ手に男の人の手が重なって、怖くて目を瞑った。



会ったことある、と言われ、恐る恐る目を開け男の人を見れば、にっこりと笑う男の人。



金髪に、がっちりとした身体。



と、それには似合わない子犬のような瞳。





『……ら、んぺいじ、』





｢うん、THERAMPAGEのRIKUです。｣

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