おれ、わんこ。

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@you





「犬もうさぎも一緒だよ。」





『全然違うけど、何が言いたいの……？』





「だからぁ、」





ベッドの上に正座するわたしと、ごろん、と寝転がったままの彼。



もはやどちらがご主人様で、どちらがペットなのか分からない。





「りく、って呼んで。敬語もなし。」





ね？とわたしの手を握って瞳を潤ませる。



なんなのこの人、あざとすぎる……





『り、く……』





「へへっ、嬉しい〜、！」





『わぁっ、！？』





急に起きて飛びついてきたりく。



あまりの勢いと、彼の重さに負け、ベッドに逆戻り。



目の前にはドアップのりくと、真っ白の天井。



そしてりくはもちろん、パンツしか履いてないわけで。





『ぁ、れ……』





「ふふっ、ん？」





これって、普通なら危ない状況、だよね……？





「Aちゃあーん、」





『ちょっ、りくっ、！』





わたしの首元に擦り寄って、すんすん、と鼻を鳴らす。



まるで、本物のわんこかのように。





『りくってば！離れて！』





「んぅ〜、わんっ、」





『ひぁっ、！！』





小さく吠えたせいで首筋をかすめた唇。



ゆっくりと離れたりくが、ニヤリ、と笑った。

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