RMPGのヒマワリcp -return- ��

make up ページ15

@you





「なーにしてんの？」





ベッドの上、うつ伏せになってわたしを見つめるわんこ。





『メイクの練習〜』





ふ〜ん、と言う声はそれほど興味がなさそう。



スマホをいじいじするりっくんを横目にアイシャドウを塗る。



あっ、この色いいかもしれない。





『見て見てっ、どう？この色よくない！？』





「わあ、ピンクブラウン？かわいいっ、似合ってる〜！」





ベッドから降りてきてわたしの両頬を包むりっくん。



むにむにされて、うまく話せない。





『ふぁんでぇしょん、ちゅいちゃうよ、』





「ふぁんでぇしょん、ちゅいちゃうの？笑」





首をこてん、とかしげて笑うりっくん。



もう、かわいい……。





『アイラインひきまーーーすっ。』





わたしの横にぺたん、と座って一緒に鏡を覗き込む。





「すごいねぇ、、、おぉっ。」





まじめじと見られて緊張してしまう。



どのリップにしようかと迷っていると横から手が伸びてくる。





「これ！ね、僕に塗らせて？」





りっくんお得意のきゅるきゅるなお目目で見つめられ、渋々承諾する。



大きな左手が頬に添えられて、真剣な顔が近づく。





「んっ、てして、」





唇を少し突き出すりっくんの真似をする。



丁寧にゆっくりと触れるリップ。



恥ずかしくて思わず目を閉じた。



1度離れたリップ。





ちゅっ、





次に触れたのはりっくんの唇。





「へへっ、ちゅぅしちゃった！」





びっくりして口をパクパクするわたしを他所にまたリップを塗る。





「できた！上手じゃない！？」





満足そうな顔。





『りっくん、』





名前を呼んで振り向かす。



その頬にむちゅっ、と唇を押し付け、リップの跡を残す。





『へへっ、つけちゃった〜！』





「っ、もう！ちゃんとちゅうして！」





少し照れたりっくん。



やめて、じゃなくて、ちゃんとちゅうして、なんだ？笑

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