RMPG's short story

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@Riku



ビクッ、と肩を跳ねさせたA。





「ごめん、」





「ほんとうにごめん、ごめんな……」





鼻声な自分が、ダサくて、弱く感じる。



でも、Aがいてくれたら、根拠とかないけど、強くなれる気がした。





「あのね、ちょっとだけ、聞いて欲しい。」





そう言って、Aの隣に座った。



まるで俺なんて見えてないように前を見つめて、微動打にしないA。



ちょっと寂しくなったけど、今伝えなきゃいけないから、そっと手を握る。





「俺が今ランペイジのボーカルでいれるの、Aのおかげなんだ。

いつも近くで支えてくれたでしょう？

わがままかもしれないけど、これかもずっと1番近くで支えて欲しいの。」





できる限り、優しい声で伝える。





「だからAがいなくなっちゃったら俺、歌えるかわかんない。

まだ一緒に、Aと夢を叶えていきたい。

俺って、ほんとうわがままだし、自分勝手だけど、もう1回だけ、チャンスをください。」





しっかり目を見つめて伝える。





「A、俺と、付き合ってください。」





1度、別れてしまったけど。





「ぎゅーってしながら寝て、朝おはよ、って笑い合いたい。

もう1度、ここから始めたい。

どんなことからも、俺が守る。

もう、二度と傷つけない。

俺が、世界一幸せにする。

だから、付き合ってください。」





もしまた、手を繋ぎ合えるのなら、



こんな俺でよければ、ここからまた始めよう。









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