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「つまりぶるーくのイタズラのせいでこんなことになったってこと！？」
『いや、でもあの時ぶるーくさんに会ってなかったら死んでたと思うし……』
私の話を聞くにつれ顔色が青くなったり赤くなったり忙しくなるきりやんくん。最終的には前のめりになって大声をあげた。
「死なない死なない！」
「補習受けたことないなら知らなかったと思うけど、彼処の化け物たちの攻撃はダメージ入らないから！」
きりやんくんの言葉に驚いて全身がピタリと硬直する。おかしい、私は試練所で化け物に傷をつけられたはずだ。だって、私の腕とか足には傷が…。
『えっ、でも私めちゃくちゃ怪我して……あれ？』
そう終わって右腕を見るが、そこには傷一つない自身の腕が。慌てて左腕も見たが、右腕と同じように怪我なんてしていなかった。
「あの試練所は光魔法で幻覚見せてるだけで、化け物たちは俺らに傷一つ付けられないよ」
「…流石に魔力不足は自分の問題だからどうしようもないけど」
あまりにも衝撃的で信じるのをためらってしまう。いやでも、それが真実なのだろう。だってきりやんくんはこういう場面で嘘吐くことないだろうし、私の身体に傷がないことが何よりの証拠だ。
光魔法は攻撃魔法としては弱いがメイン火力の補助として使用するのは非常に優秀で、上手く使えば幻覚を見せることができる。そのことをつい最近の授業で聞いたばかりである。
『………そ、そうだったんだ』
思わず全身の力が抜けた。自分が今生きているという事実を改めて実感した。それと共に、もし本当にあの化け物から攻撃を受けていたら死んでいたんだろうなと理解した。
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千歳(プロフ) - 如月さん» コメントありがとうございます。素敵なお言葉を頂き大変嬉しいです。亀更新ではありますが更新頑張りますね！ (2021年12月13日 9時) (
レス) id: 1238bcdf67 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - コメント失礼します！これから物語がどのように進んでいくのかとっても楽しみです！更新頑張ってください！ (2021年12月12日 8時) (レス) @page8 id: c741d9f668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年10月30日 11時
