君とずっと。 (ページ22)

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yuuri

「どうしたの？買い物？珍しいな。」

『うん。ちょっと買いたいものがあってさ、』

プレゼント買いにいってたって、気づかれないようにしないと、

「そっか、」

『う、うん。宏太は？どうしてここに？』

「ああ、おれは、」

〈薮ー？〉

宏太が良いかけたところに、また聞きなれた声が。

『北山くん！』

後ろから来たのは、北山くんだった。

〈おー！知念と圭人じゃん。圭人は、プラベで会うの初めてか？〉

『うん。そうだね。二人で出掛けてたの？』

「うん。サウナ行ってご飯食べてきた帰り。」

『そっか、じゃあもう帰るの？だったら一緒に乗ってく？』

「お、いいの？」

『もちろん、北山くんはどうする？』

〈あー、おれは車あるから良いや。じゃあ、またな、薮。〉

『おー！じゃーなー』

トントン拍子に話が進んで、気づくと北山くんは自分の車に向かうのを見ていた。

「侑李？」

『え？あ、あー、ごめん、ボーとしてた。』

「大丈夫か？」

『うん、大丈夫大丈夫。』

『帰ろっか、車のって？』

荷物を乗せ終わったらしい圭人にそう声をかけられる。

『はーい。』

そう返事して乗ろうとしたら。

「体調よくないなら寝てな？」

そう言われて、頭を撫でて助手席に乗り込んだ。

僕は、後ろの席に座ると、疲れていたのか、あっという間に眠りについた。