君と二人で。

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ryousuke




大ちゃん大丈夫かな……





大ちゃんにカフェ行ってきなって言われたときはなんで？って思ったけど、圭人のことを元気付けられて話を聞ける場所ってカフェなのかな。







『ん〜！おいし〜！』





ほら、今だってカフェのホワイトデー限定のスイーツを食べて笑顔になってる。





それにおれも。





『んっ！これ美味い！ヤバイね！』





なんて言って喜んでる。







でも、圭人は光くんのこと。おれは、大ちゃんのことが気になって、会話は少ない。






でもね、おれちょっと光くんがなんで圭人のことを避けぎみだったのかひとつだけ思い当たるものがあるんだよね。



言っても良いかな……






『圭人さ、今日ホワイトデーじゃん？』




『うん。』




『まぁ、これはおれの憶測なんだけど、

一週間前くらい？にさ、BESTで買い物に行ったときあったじゃん。』




『うん。それが？』




『もしかしたらだけど、ホワイトデーでなにか買ったんじゃないかって。』





そこまで言うと、圭人がハッとしておれの方を見る。




『わかった？』




『うん。その、買ったものをおれにバレないようにしてた……』



『そう。だから、ね？光くんが圭人のこと嫌いになるわけなんてないんだよ。』




『だとしたら、おれ、ひかるくんに謝んなきゃ……』




『うん。で、いま、大ちゃんが光くんと話してくれてるはずなの。』



『え…』



『大丈夫。俺たちの王子様が迎えに来てくれるよ。』




『ふふ。そうだね。』






圭人の誤解が解けたみたいで良かった。







そのあとは、二人で近況を話したりしていた。

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