俺とアイツ黄緑×黄 (ページ6)

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俺ページ6

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［薮さん光さん本日の撮影以上になります！お疲れ様でした～！］

「お疲れ様でした～～！」

「お疲れ様でした！ありがとうございました
～！」

全員での撮影後、それぞれのペアでの写真撮影。

俺らで最後の撮影だ。

楽屋に誰か残ってんのかな？

誰も残ってなかったら、やぶと二人きり…

気まずすぎる。

最近はプライベートで絡むことなんて滅多にないから、話すこともない。

メンバーと一緒にいても俺は大ちゃんとか伊野ちゃんとかと一緒にいるし、薮は山田とかちねんとかと一緒にいるし、自然と会話も少なくなっていた。

「ひかる？」

「ん？」

「ちねんたちいると思う？」

「んーどうだろ、いたとしてもゲームしてるだろ。」

「確かにな(笑)あり得そうだわ。」

薮が話しかけてくれるけど、会話が続かない。

楽屋までの道を無言で歩く。

「……静かだな。」

「帰ったんじゃない？俺らもさっさと帰ろうぜ。」

「お、おう。そうだな。」

なんか歯切れ悪いな、どうしたんだろ…

「あー……」

スマホを見るなり、残念そうな顔してる。

「やぶ？」

「ん？なに？」

「なんかあった？」

「あ、いや、まだ少し時間早いしご飯でもどーかなって思ったんだけど、」

え、やぶからのお誘い……

うれしい……

でも……

「ちねんとかと約束してないの？」

「いやー、してたんだけどさ、大ちゃん家行ったんだってさ。」

「へ？」

大ちゃん家？

「まぁ、無理になったってことよ。ひかるどう？このあと、空いてる？」

「うん。特に予定はないけど…今から店行ってもな…ちょっと早すぎる気がするし……」

そう言うとやぶが遠慮がちに言ってきた。

「ひかるの手料理食いたい。…むり、かな…」

よくよく考えたら、やぶに食べさせたことはあんまりないよな……

「良いけど、味の保証はしねぇぞ？」

「ひかるだろ？この前食ったときうまかったもん大丈夫大丈夫！あ、それとさ、明日休みだし飲みたいんだけど帰れなくなるかもしれないからひかるんち泊まっても良い？」

この前食ったとき…ってそれ2.3年前の話だし、しかも泊まりって、いきなりハードル高すぎ…

まぁ、やぶはおれにことどうも思ってないだろうし、普通に接しなきゃ……

「いいよ。」

そう言うと、やぶは一旦帰ってから俺の家に向かうと言い楽屋を出ていった。

家の片付けしなきゃ…！