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「けいと、そんなに不安にさせちゃった?」
「ん、あの、いの、ちゃんが雄也と一緒にいることが急に増えて、嫌われたのかなって…
しかも、大事な、記念日忘れちゃうしっ、
もう、っいの、ちゃん…おれのこと、嫌いになっちゃったっ、かな、って…
ごめっ、おれが、悪いのに……」
「おれは、圭人のこと嫌いになんかならないよ」
「いの、ちゃん…?」
「それに記念日忘れちゃったからって別れてなんて思わない。」
「でも…っ」
「悪いのは俺だって同じ。
高木と一緒にいたんだから。
ごめんね?なかないで?」
「ほんと、に?圭人のこと嫌いになってない?」
「なってないよ。ごめんね、それだけ不安にさせちゃったんだね。」
『ん、不安だった。』
「ほんとにごめん。
それでね?圭人にこれ…プレゼント。」
「え!これって……」
「これからもよろしくねってことで。」
「そんな、いいの?」
「いいの、いいの。ちなみにおれとのお揃いね。」
そういって、おれに渡されたのと同じ時計をしてる。
「ありがとう。あの、伊野ちゃん、もし、よかったら、明日カフェ、行かない?」
「え?」
「あ、あの!なんか用事あるんだったら別に大丈夫、うん…今日、記念日忘れちゃってたから、それで、いきたかっただけだから……」
「いや、いや!行く。いきたい!圭人とデート!圭人からの誘い断るわけないじゃん!」
「え、あ、大丈夫、なの?」
「うん!全然大丈夫!」
「よかった…」
「じゃあ明日早速この時計していこ?」
「うん!」
「っと、ね、圭人、明日、むりかも」
「え!やっぱりなんか用事……んんっ、あ、」
‘‘だっていまから激しいことするから。‘‘
end.
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作者名:littlestar | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=b546023d50dc6f80547173875caefb43...
作成日時:2018年12月27日 21時