大好きな君と。 JUMP×JUMP (ページ6)

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不安にさせないで。いのけとページ6

keito

はぁ、

あ、いきなりため息でごめんね。

ここだけのはなし、俺と伊野ちゃんは付き合っていて恋人の関係。

なんだけど…

「たかきー！あのさ、……」

なんて、雄也にベッタリの伊野ちゃん。

なのに、

「ゆーやー！」

「ゆーともみる？これさ～！」

雄也の恋人でもあるゆうとが話に入っても、一向に離れる気配はない。

『はぁ、』

「なーに？ため息なんてついちゃって、どーしたの？」

二回目のため息。

それに気づいた大ちゃんに声をかけられる。

『だいちゃーん(＞_＜)』

「おーどーしたよ。」

思わず大ちゃんに抱きつくと、背中をポンポンってしてくれる。

『伊野ちゃんが…伊野ちゃんが…』

俺がそういうと、

「あー、あれねー、辛いか、」

『うん、伊野ちゃんもうおれのこと嫌いになったのかなぁ……』

「それは、無いでしょ？」

『だってぇ！』

最近すれ違い…というか、なんというか…

話すことがなくなってきてる。

一緒に住んでるとは言え、伊野ちゃんと言葉を交わすことなんか少なくなってきちゃってるんだ

それにくらべて、楽屋に雄也がいることがわかるとすぐに、飛んでって話をしてる。

もう俺のことどうでもよくなっちゃったのかな……

『ただいま……』

家に帰っても伊野ちゃんはいなくて、俺一人。

久々に料理でも作ろうかな、

そう思ってキッチンに立った。

数分後……

『できた…！』

完成したご飯。

でもそれは、伊野ちゃんが好きな和食。

無意識に作っちゃってたんだ。

そりゃ、一緒に住み始めたときは、俺がご飯をつくって、伊野ちゃんが美味しい、美味しいって言いながらも二人で会話しながら食べてた。

それでも先月までは、話もしてたし、時々だけど、一緒に食べたりとかしてたし。

今月に入ってから急激に雄也と一緒にいることが多くなっていた。

それから話すことも無くなっていって、

もう限界が近づいていた。

そんなことを考えながらも、テレビを見てご飯を食べていると、

「けーと。」

後ろから声がした。