◎ ページ30
『やめて、ください……っ』
僕は、社長に迫られていた。
社「いいじゃないか。少しぐらい。」
『だめ、です……!』
腕を引かれて、押し倒されそうになる。
《いざとなったら、俺を呼べ。》
ありおかさんの声が聞こえて、
『ありおかさ…………』
そういいかけたとき、
ガラッ
勢いよく、扉が開いて、そこにいたのは……
「はぁ、はぁ」
『あ…………』
間違いなく、ありおかさんで………
「何しやがる。この、エロオヤジ!」
僕が倒されかけてたのを見ると、
そう言って、
社長に殴りかかってくる…のは
「ありおか!」
たかきさんのおかげでなかったけど、
「く…っ」
バッ
『あっ……』
とどまったありおかさんは、僕をそとにつれてきた。
________
『ありおかさん…っ』
そういうと、ありおかさんが振り返った。
くるっ
「バカ。なんでもっと用心しないんだ!」
『すみません。』
俺が、謝ると、
「あーもう……」
しゃがみこんだ。
「はーエロオヤジなんて言っちまった……(ガックリ」
あ!
『僕のせいで……』
どうしよう……
「……お前のせいじゃない。」
「十分頑張ったよ、お前は。
あんな練習までして。」
「ま、俺はどこかに飛ばされるかもしれないけど。無事で良かったよ。」
ありおかさんが立ち上がってそういうけど、
そんなの……
そんなの…やだ!
『だめです!』
『ありおかさんは悪くないのに。
ありおかさんが飛ばされるなら……』
『僕も一緒に行きます!』
グイッ
あ………
伝えると、
ありおかさんに抱きしめられた。
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作者名:littlestar | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=b546023d50dc6f80547173875caefb43...
作成日時:2018年12月27日 21時