大好きな君と。 JUMP×JUMP (ページ27)

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数日後

くたー

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ

yt「あれ？圭人。まだ残業？」

『明日の役員会の書類ができてなくて。練習してたので……』

yt「ふーん。頑張れ」

ゆうとさんがありおかさんの方を見ながら言う。

『はい。………うわーこれ資料どれだっ？』

＿＿＿

「なんだよ」

yt「別に？じゃ、お疲れ。」

＿＿＿＿＿＿

ホントに、かわし方ヘタだな僕。

今日の練習も、相手がありおかさんでも焦っちゃって………

ポン

「岡本。一服しよう」

ありおかさんが僕の肩をポンってして、

そう言ってきた。

「仕事があるなら無理にやらなくていいんだぞ。練習は。」

『はい……でも、せっかくありおかさんが教えてくれるんですから、頑張ります。』

あれ？そういえば。

『ありおかさんも残業ですか？』

「えっ」

『こんな時間までいるなんて…』

「ああ…いや。これ飲んだら帰る。」

もしかして、

気を遣ってくれてる？

僕のこと……

「フー自覚がないのも、困りものだな。」

『え？どういう意味ですか？』

「お前が、隙だらけってことだよっ」

グイッ

『うわっ！』

「ははっほら、振りほどいてみろ。」

『えっあ……(じたばた』

あ………

バサッ

『はっ』

いきなりありおかさんが抱きついてきた。

『ありおかさん？』

そう言ってみるものの。

ありおかさんの手は尻を触ってきて…

『あ……あの』

ありおかさんはなにも言わずに、

手だけが動いている。

ビクッ

『あっ』

グイッ

『は……あ、あり、おか…………………さん…』

今度はつかんできて…

ダメだと思うのに、

からだが動かない。

すると、

バッ

「…バカ。やられっぱなしじゃダメだろ！」

ありおかさんが離してそう言ってくる。

はっ

『あ……っ、すみません。』

「じゃあ…帰るわ。お疲れ。」

びっくりした……

はぁ

『お疲れ様でした…』

練習じゃないみたいだった＿＿＿＿