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「やま!?やま!?」




『ん…ゆとくん…』





「良かった〜気がついた?」



『うん…あれ、ここ、』



「あ、ここね、医務室。貸してもらってるの。」



『え、あ!おれ、』




そっか、おれ意識失って…



「ああ!無理しない方が、」



『大丈夫だから、』



そういって起き上がれば、ゆうとくんが支えながら起こしてくれて、



優しいよね、ほんと、




『ありがと。…ゆうとくんもうかえろ?』



多分もうけいとくんたちも帰っちゃったんだろう。




「え!あ、ちょっと待って!
高木くんたちに意識戻り次第連絡するようにって言われてるから。」



『え、なんで?もう帰ったんじゃ…それにもう迷惑かけられな…〈そんなことないよ。〉』



ゆうとくんに話していると、後ろから声が聞こえる。




しかも、このこえ…




『けいと、くん?、なん、で…』


振り替えれば、やっぱり声の主はけいとくんで、おれのまえに来てくれる。







〈ごめんね。…山田くんに謝りたくて、〉



『いや、あの、お、れは、』




〈うん、〉



『びっくりした、だけ、で。けいとくんが悪いって訳じゃ……』



〈ううん、混乱させちゃったのは、俺だから。…ごめんね。ほんと。〉




〈…でもね、山田くんのこと好きになったのはほんとだから。〉



『え?』



〈ライブのとき、始めは男の子のファンでもおれのこと好きになってくれたんだなって、嬉しかった。


でも、山田くんのこともっと知りたいって、話したいなって思って、それで、楽屋にきたのが山田くんで、嬉しくて。つい、あんなこと…〉




ほんとにごめんね。そう、眉毛を下げて言うけいとくん。




けいとくんがおれのことそんな風に思ってくれたなんて信じられないよ。

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作者名:littlestar | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=b546023d50dc6f80547173875caefb43...  
作成日時:2018年12月27日 21時

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