大好きな君と。 JUMP×JUMP (ページ3)

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◎ ページ3

丁度、画面に写っていた文字はさっき言ってた過激な場面。

それを見た山ちゃんは

「なにそれ、見して、」

なんなのかわかんなかったのかそんなことを言い出した。

『え、いや、やめた方が、……』

そう言ってみても

「いいから貸せ！」

いつもの強引な山ちゃんにスマホを持ってかれる

『あっ！ちょっ！』

「占いツクール？…………」

そう呟いたあと、画面をスクロールし始める山ちゃん。

え、うそ、小説読んでる！？

『や、山ちゃん！あの、！』

止めようとするけど、

「ちょっと待って、」

何て言いながらどんどん読み進めていく。

「圭人さ、」

「は、はい、」

「いつもこんなの読んでるの？」

「えっと…それは…」

山ちゃんの質問に答えられないおれ、

でも、それより山ちゃんがおれがこんなの読んでるって知って嫌になっちゃわないかが心配。

だって好きな人に嫌われるほど辛いことはないから。

「ごめんなさい、っこんなの、読んでるとかっ気持ち悪いよね。」

そう言うと、返ってきた言葉はいがいなものだった

「こういうことされたいとか思うの？お前。」

「へ？」

「別に気持ち悪いとか思わないよ。

ファンの子の妄想でしょ、」

「で、でも、それをおれが読んでるって…引いたでしょ、」

「それはどうかな。」

「え？」

「だっておれも興味出てきたんだから。」

「なに、言って…」

「ね、圭人、この小説みたいに激しいことしよっか。」