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『ね、これ、ゆめ?』



おれは、手に持ってる紙を見ながら言った。




「ううん、ゆめ、じゃない!」



『信じられないよ…』





ライブ会場で喜びあうおれら。


でもそれはおれらだけで他の人は、ライブに来れている嬉しさではしゃいでいるファンも多かった。








そう、もちろんライブに来れている嬉しさで喜んでいるのもある。





でもそれだけじゃない。



だって、だって、



握手会に行けるから。




握手会とはいっても、ただの握手会ではなくなんと楽屋に行けるというシークレットもあって、握手会だけではなく、メンバーと会話もできるんだ。







どうやったら握手会に行けるかというと、ライブに行くファンの人のみで抽選が行われ、その結果がメールでくるということ。





それに奇跡的におれとゆうとくんが当たって、スタッフさんに証明するための紙をもらいに行ったのだ。





もちろん、それを盗もうとしていた人もいるらしいが、よく見ると、本人でしか入れないようにしてあり、盗まれたとしてもメールで確認することができるから、とても良いものだ。




今日握手会があることは知っていたけど、抽選があるってことも知っていたから、運が良ければ、程度にしか思っていなかった。








ゆうとくんと喜んでると辺りがJUMPコールで包まれていく。








俺たちも声を出して、回りの人と息があってきて数分後、モニターにメンバーが出てきてライブがスタートした。

◎→←特別な奇跡。 ktym



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作者名:littlestar | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=b546023d50dc6f80547173875caefb43...  
作成日時:2018年12月27日 21時

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