◎ ページ12
「もう帰っちゃったかと思ったよ。」
『ゆうと…なんで…』
「たかきくん俺の話聞いてくれる?」
『…?いいけど……?どうした?』
私服に着替えて、ソファーに座って話をする。
メンバーはまだ来ないんだけどどうしたんだろう……
それよりゆうとの話って…?
「俺ね、率直に言うけどたかきくんのことが好きなんだ。」
『え、それは…』
「恋愛的な意味で。
たかきくんには迷惑な話かもしれないけど、でも、伝えたかったから。
だから、たかきくんがおれのこと、そんな風に思ってなくても、ちゃんと、諦めるから。
次に仕事が一緒になるときまでに、気持ち作っとくから。
だから『ゆうと…』ん?」
ゆうとが、俺のことが好きって…?
そっか、このモヤモヤした感じ…
ゆうとが笑ったときドキッってしたのも、ゆうとが伊野尾くんのこと可愛いって言ったとき胸がチクッってしたのも、
ゆうとが好きだからなんだ。
『おれも、ゆうとがすきだよ?
だから諦めるからなんて言わないで?』
「ほんと、…?」
『うん、ほんと。
今気づいたけど、ゆうとが伊野尾くんのこと可愛いって言ったとき胸がチクッってしたんだ。
それにこの前ご飯食べに行ったときにゆうとが笑ったらドキッってして、
何より、ゆうとが俺のとこにきていろんな話をしてくれるのが嬉しかった。』
正直にゆうとに伝える。
「たかきくん…おれと付き合ってくれますか?」
その答えはもちろん。
『はい、お願いします。』
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作者名:littlestar | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=b546023d50dc6f80547173875caefb43...
作成日時:2018年12月27日 21時