第6話 「誰かの為に、貴方の為に」 ページ31
____TOKYO MER ERカー車庫室にて。
「ん〜〜っ！！！旨い！！！」
『良かった〜！昨日鮭の切り身が安くなっててね、ムニエルにしてみました。』
「毎回Aが作るご飯は旨いけどさ、今朝の激務の後のご飯は滅茶苦茶沁みる…！！」
もはやMER配属になってからはほぼ毎日と言っていいほど習慣になった元一との昼食時間。
同じ大学で、同じ病院に勤務して、同じMERに配属された唯一の同期で。日々過酷な環境の中で切磋琢磨し合い、Aにとって初めての男友達でもある元一。
偶にお弁当が作れなかった日や、自分を休めるために食堂を使うこともあるけど、病院内での情報共有も含めて元一との昼食を摂る時間はAにとってはリフレッシュの一部だった。
「はぁ〜………Aが結婚したら音羽先生毎日手料理食えんのか…」
『んっ！…げほっ！…………元一！』
「あ〜あ…ほらほら、水飲めって。…いやまぁ実際そういう事だろ？音羽先生が配属してから何となーく気付いてたけどさ、でもお前俺の口塞ぐし。めっちゃ苦しかったんだぞ、あれ。」
『だって元一声大きいんだもん…。しょうがないじゃん。』
元一に手渡されたミネラルウォーターを1口。元一の爆弾発言に食べていた物が喉の変な所に入って水を飲んでも治まらずら細かい咳をこほ、こほ、と零す。
いくら付き合いが長い元一といえど、恋愛トークをするのは些か気恥しいものがある。
「で？音羽先生とはどんな感じよ。」
『どんな感じって…普通、だと思う。でも音羽先生からは周りに交際してる事を言わないように、って。』
「はぁ？何だそれ。」
『私もそこに関しては同意してるし…。そういうものなんじゃ無いのかな。男の人とお付き合いした事ないから分からないけどね。』
「はー……大人のオトコって感じだもんな、音羽先生。俺なら付き合えた事嬉しくて病院中歩き回りてぇもん。」
『元一の彼女になったら大変そうだね笑』
「だな笑………でもお前がそれでいいならいいんじゃん？俺はこうやってお昼にA様のお弁当を頂くだけ有難いですよ。あぁ、ありがたや〜。」
『何それ笑』
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mado(プロフ) - 愁さん» コメントありがとうございます。これは万が一、二次創作物に知識がない方が読んでしまった時に公式ではない、一個人の創作物であるという説明で明記させて頂いております。紛らわしい書き方で混乱させてしまいましたら申し訳ありませんが、ご理解いただけると助かります (2021年9月10日 16時) (
レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。 ご説明に書いてある通りドラマとかとは全く 無関係ですけど。。。 登場人物とかにドラマと同じ名前(役名)を使っているってことなんですよね？ (2021年9月10日 15時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
mado(プロフ) - 七海さん» コメントありがとうございます･･･！私の癖で分かりにくさせてしまい大変申し訳ありませんでした。ご指摘ありがとうございます、以後統一するように気をつけます。 (2021年8月22日 3時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 初めまして！楽しく拝見させて頂いております。差し出がましいとは存じますが気になったことを…。本文ですが、本人目線と第三者目線が混在しており、少し分かりにくい時があります。もし差し支えなければ、本人目線もしくは第三者目線で統一して頂けると嬉しいです。 (2021年8月22日 3時) (レス) id: 14af18fee1 (このIDを非表示/違反報告)
mado(プロフ) - 梨子さん» 個人的に元一くんのセリフ考えるのが楽しくてつい番外編を書いてしまいました；；本人不在で話している内容が地味に1番キュンキュンすると思います笑！ (2021年8月18日 20時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mado | 作成日時：2021年8月10日 19時
