3話 ページ4
笹倉Aです。
中学三年生になりました。ちなみにお友達はいます。喜ばしいことですね。
私もついに受験生なので毎日勉強に励んでいます。まさか2回目の高校受験をするなんて思ってもいませんでした。
前世の記憶と今世の頑張りで私はだいぶ頭の良い方だと思うので、特に問題なく合格できると思います。いやー努力って大事ですよね。
「ねーA!!数学の課題終わった!?」
『一応終わったよー』
「お願い見せてぇー!!」
この子は友達の赤崎美莉です。3年間同じクラスでとても明るい性格のかわいい女の子です。
『もー今回だけだからね』
「Aらぶー!!!まじありがとう!感謝!!!」
『はいはい、どういたしまして』
『次からはちゃんとやってきなよねー』
「もちのろん!!!」
『それ聞くの何回目だと思ってんのやら…』
「いやこれガチの最後だから!!」
『どーだか』
「もーー!!!」
彼女とは同じ高校を目指しているのでよく一緒に勉強をしています。仲いい子と同じ高校行く安心感やばいですよね。
「そーいえばAの将来の夢は変わらず警察官?」
『うんそうだよ』
「Aが警察やってるとこめっちゃ想像できるわー!!」
『そうかな?ありがとー!笑』
一応やってましたしね。こういう言葉は嬉しいかぎりです。
『美莉は保育士だっけ?』
「うん!!」
『美莉子供好きだもんね〜』
「無邪気でちょー可愛くない!?なんか元気貰えるよねー!!」
「あっ!Aの妹の杏ちゃん何歳になったんだっけ?」
『今年で8歳になったよー!』
「もう8歳かー!!おっきくなったよねー!」
『だよねー!今度うちに遊び来てよ!杏も会いたがってたし!』
「え!ほんとー!!やったー!行く行く!!」
『じゃあ今度の土曜日とかどう?』
「おっけー!!」
『一応受験近いから勉強道具も持ってきてねー!一緒に勉強しよ!』
「りょーかい!Aと同じ学校行きたいからまじ頑張んないと〜!」
『一緒に頑張ろうねー!!』
こんな気楽に話していましたが私たち実は1月後に受験を控えてます。いよいよだと思うと少し緊張しますね。美莉と一緒に頑張りたいと思います。
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:お砂糖 | 作成日時:2023年6月10日 17時