14、『呼び出しは、危険』 ページ16
＊＊
「惜しかったなー！瀬尾」
戻ってくると、えいちゃんと上鳴に肩を叩かれた。
響香がお疲れーと、頭を撫でてくれる。
『んー、いけると思ったんだけどね？流石、推薦入学者！避けきれんわー』
「言ってくれよー、瀬尾」
「わかってたんだね！Aちゃん」
凍らせた2人は軽い凍傷を負ったのか、治療してもらっていた。
あ、ちゃんと透ちゃんはブーツと服を着用してるよ！
『だって、言う暇なかったし…違ったら、恥ずかしいじゃん？』
「だが、素晴らしい判断力だったぞ！瀬尾少女」
オールマイトにも褒められちゃった。
皆が、口々に凄いと言ってくれる後ろで俯くかっちゃんが見えた。
『かっちゃ「なぁ！瀬尾〜、帰りどっか行かね？」え、上鳴』
声をかけようとすると、上鳴に誘われた。
こいつ、さりげなく肩に腕を回してくるあたり手慣れてんなー。
その隣でえいちゃんが、俺も行く！と言った。
…え、どうしよう。行こっかな。
「A〜、こいつナンパ野郎だから気をつけな？」
『えー、もしかして…女子全員玉砕したから、私誘ったとか？』
「いやいや！違うって！たんに、瀬尾とは気が合いそうだから誘っただけだって！」
えー、どうしようかな？と、言いながら横目で見ればすでにかっちゃんはいなくなっていた。
かっちゃん…大丈夫かな？
その後も、どんどん戦闘訓練は行われていき皆の個性が大体把握できた。
「お疲れさん‼緑谷少年以外は大きな怪我もなし！しかし真摯に取り組んだ‼初めての訓練にしちゃ皆 上出来だったぜ！」
皆、相澤先生の後の真っ当な授業で拍子抜けしたらしい。
ポカンとしながら、話を聞いていた。
パパッと話を終わらすと、オールマイトはモサモサくんの所へと行ってしまった。
随分、急ぐんだなぁ…確かに、モサモサくんの怪我酷かったしね。
『あのさ、かっちゃ「おい、ちょっといいか？」もう！誰っ⁈』
かっちゃんに声をかけようとすると、また遮られた。
皆、遮るの好きだね⁈
誰かと思い、振り返る。
「少し、話しがしたい」
『と、轟くん』
まさかの、轟くんでした。
あ、私今日リンチ決定かなっ？(震え声)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪見だいふく(プロフ) - すっっっごい面白かったです！もうなんか好みすぎてヤバいです！爆豪くんと轟くんが可愛すぎでした…ヤバかったですｗ更新楽しみにしてます！あと私作者様のページのが全部当てはまってました！ (2018年2月26日 19時) (
レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 夏柑さん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからも、どんどん更新していきます^ ^ (2018年2月11日 9時) (レス) id: c4f744f6fb (このIDを非表示/違反報告)
夏柑(プロフ) - めっちゃくちゃ面白かったです！もう、なんか、すごい好みどストライクです！(語彙力無くてすみませんm(_ _)m)更新楽しみにさせていただきます！ (2018年2月10日 22時) (レス) id: b23e1e4c98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜月詩音 | 作成日時：2018年2月4日 17時
