260話 夜間飛行 ページ7
あおいside
それから停学中の1ヶ月間、復学に向けて動いていた。
私の体の検査が一通り終わったため、お見舞いに来てくれる人達が沢山いた。
1-Aのみんな、ビッグ3の先輩、心操くん、学校の先生方、サーやエンデヴァーさん、あの戦いの場にいたヒーロー達が入れ替わりで来てくれる。
色んな人に迷惑をかけて、心配してもらった。
みんなに無事を伝え、お礼を言った。
リハビリも並行で行って体力と筋力を戻し、残す問題はあとひとつ。
あおい(……………来ないかな。)
退院前日の夜、私は病院の屋上に来ていた。
ガーデンテラスになっていて、新緑の風が吹き抜ける。
私はベンチに座ってある人が来るのを待っていた。
背もたれにもたれかかって自分の右足首に目を向ける。
あおい(……もう長時間は戦えないな…。
普通に座ってても違和感が残ってる。
学校に戻ったら相澤先生に足に負担をかけない戦闘方法を教えてもらおう。)
そんなことを考えながら下を向いてると、頭上に影ができ、羽音が響いた。
？｢どうやって屋上に入ったの？
この時間は鍵がしてあるでしょ。｣
あおい『………鍵は個性を使って分解しました。
あなたが来るのを待ってたんですよ。
ホークス。』
私が待っていたのはホークスだった。
目が覚めた時に会って以来、彼は病院に来なかった。だから、最終日の今日だったら来ると思ってたんだ。
ホークス｢一応まだ病み上がりなんだから、夜風にあたると体調崩すよ。｣
そう言ってホークスは屋上に降り立ち、自分の上着を私にかけてくれた。
あおい『ありがとうございます。』
ホークス｢さて、じゃあ待っててくれたことだし………
夜間飛行とでも洒落こもうか。｣
ホークスは私を軽々と抱き上げて屋上から飛び立った。
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seina - こんなに面白い作品を書いていただきありがとうございました。感想を言うと一つ一つのお話に迫力があって見ていて飽きない、気付いたら結構な時間が経っていました。物語一つでここまで感情が動いていく。素敵なお話でした。この物語を書いてくれてありがとうございます (2022年2月9日 0時) (
レス) @page13 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 完結おめでとうございます。 (2021年5月1日 19時) (レス) id: 64bfaee1ab (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 伏線とか色々凄かったです！最高の作品をありがとうございました！ (2021年2月24日 16時) (レス) id: 1af688c46c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - あやねっちさん» ありがとうございます！番外編もよろしくお願いします！ (2020年10月23日 19時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
あやねっち - 完結おめでとうございます！無事結ばれて良かったです〜(´;ω;｀) ホークスが博多弁で告白するところにキュンキュンしました！番外編も楽しみです！ (2020年10月21日 17時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作成日時：2020年10月17日 10時
