【名探偵コナン】米花町2丁目20番地弐 (ページ6)

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53話ページ6

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名前side

数コールなった後に繋がった音がした。

＂コナン「名前？どうした？」＂

名前『ねぇ、私に何か言うことあるんじゃない？』

＂コナン「え？」＂

｢何の話だ｣と電話口から聞こえるが、それを無視してシュウくんにスマホを投げ渡した。

左手で器用にキャッチして私のスマホを耳元に持っていく。

赤井「あー、すまんなボウヤ。バレた。」

＂コナン「へ？」＂

赤井「至急、工藤邸に来てくれ。

話はそれからだ。」

そう言ってシュウくんは私にスマホを渡した。

名前『という訳だから。急いでね。』

＂コナン「は！？ちょｯ、名前、」＂

ﾌﾞﾂｯ

なんか言ってたけどすぐに切った。

どうせここで説明するんだから、電話で言っても時間のロスだ。

赤井「そう怒るな。

お前だって、ボウヤを巻き込みたくなくて黙っていたんだろ？

お互い様だ。」

名前『あの子がFBIと関わってるって知ってたら、話してたよ。』

赤井「そうだな。

ところで、なぜ俺だと分かった？」

スマホをポケットにしまうとシュウくんはそう聞いてきた。

名前『色々あるけど、1番は変装かな。』

赤井「変装？」

名前『毎回ちょっとずつだけど、目元の作り方や口元のラインが違ってた。

慣れるまでは別の人にやって貰ってたんじゃない？』

数ミリ…………いや、0.数ミリの違いだったかもしれない。