52話 真実 ページ5
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名前side
その日の晩、私は工藤邸を訪れた。
ガチャ_______
沖矢「おや、名前さん。
………どうしました?忘れ物でも?」
理由はもちろん、この男。
図書室のキャスター付きの椅子に座り、本を読んでいた。
人のいい笑みを浮かべるこの顔、今はムカつく。
そうやって私を試していたのか。
無言のまま歩み寄り、机を挟んで彼の前に立った。
名前『説明して貰えるよね?
……………………………………シュウくん。』
私がそう言うと、彼は少し惚けたあと片目を開く。
見覚えのある翡翠。
私と同じ色。
…………やっぱり、貴方だった。
沖矢「ようやく辿り着いたか、式守名前。
…………いや、倉木アリア。」
名前『懐かしい名前だね。
でも、式守名前も結構気に入ってるんだ。』
沖矢「そうか……
ピッ)………………それは良かった。」
シュウくんは首元に着いているチョーカーのようなものを触って元の声に戻した。
この声を聞くのは久しぶりだな。
名前『さて、説明して欲しいところだけど、もう1人呼んでもいい?』
赤井「あぁ、ボウヤだろう?」
名前『正解。』
シュウくんに断りを入れ、スマホで新一くんに電話をかける。
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作者名:あおい | 作成日時:2021年6月4日 22時