83話 ページ37
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名前side
なんだかんだで疲れたな。
朝から学校行って、ポアロまで歩いて、殺人&麻.薬事件に巻き込まれて、事情聴取受けて……
中々に濃い一日だった。
七海「へぇ、じゃあ服部先輩とドイルくんは仲良いんですね!」
服部「こいつは俺の子分みたいなもんやな!」
コナン「は、はは……」
なんて盛り上がる後部座席の会話を聞きながら窓の外を眺める。
街灯が窓に反射して夜の米花町を照らす。
そんな光景を見ていると、シュウくんが小声で話しかけてきた。
沖矢「……手配犯の女は?」
名前『さっき引き渡されてたよ。
ていうか管轄違うでしょ?
なんでシュウくんに、………
…連絡、が…………………って……………まさか、』
沖矢「察しがいいのは相変わらずだな。
……あの女はFBIもマークしていた組織のメンバーだ。」
最初は窓の外を見ながら後ろに悟らせないよう会話していたが、思わずシュウくんの方に顔を向けた。
そうか、だからジェイムズさんもシュウくんに連絡を入れたんだ。
名前『私のこと、』
赤井「安心しろ。
あの女はコードーネームも無い末端の工作員だ。
そんな奴がお前の情報を手にできるとは到底思えん。
データベースにハッキングの形跡もなかったしな。」
名前『良かった……』
とはいえ、やはり少しは警戒した方がいいのだろうか。
最近は組織の動きが目立つ。
沖矢「_______着きましたよ。」
名前『!』
そうこうしてる内に探偵事務所の前に到着。
コナン「昴さん、ありがとう!」
服部「おおきに。
またな、名前、千早。」
七海「また大会で!」
名前『おやすみ、平次くん、コナンくん。』
2人が事務所の階段を登っていくのを見送って、シュウくんは再び車を発進させた。
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作者名:あおい | 作成日時:2021年6月4日 22時