【名探偵コナン】米花町2丁目20番地弐 (ページ29)

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75話ページ29

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名前side

七海「………………えぇ！？」

私は新一くんと平次くんの推理を聞いて、確信を持ったから千早にそう言った。

そもそも怪文書を見た時点で何となくそうかなとは思ったけど、無責任なことは言えないし、教室だとこいつが騒ぐ。

名前『怪文書の残りの数式の様なものは、恐らく麻.薬のグラム数と値段だよ。』

コナン「多分「1mgあたり46000円で取引するよ」って事じゃない？

わざわざそれを書くのは、時期によって定価が変わるからだと思うよ。」

七海「じゃ、じゃあ…………ここが取引現場？」

コナン「そういう事になるね。」

新一くんの確信的な発言を聞いて千早は目を白黒させていた。

まぁ、現場や事件に慣れてる彼らとは違って、彼女は普通の中学生。

こうなるのも無理はない。

七海「でも、一体誰が……」

服部「それは＂剣道部の部室の小窓に挟まってる＂っちゅうのが、ヒントになるやろな。」

七海「で、でも、ちゃんと戸締りはしてましたよ？」

コナン「本当に？

誰かに鍵を預けたことは？」

七海「ないと思うけど……」

なんて会話を横目に、私は剣道部の部室周りを捜索し始めた。

犯人の検討はだいたいついている。

あとは、あの探偵コンビがそれを解き明かすだけ。

……………………そう、すぐに解決するものだと思っていた。

名前『…………ｯ！！』

部室裏の木陰で、死体を発見するまでは。