【名探偵コナン】米花町2丁目20番地弐 (ページ20)

今日:7 hit、昨日:70 hit、合計:142,930 hit

66話ページ20

.

名前side

改めて考えてみると結構ヤバい状況だよね。

FBIの他の捜査官ですら知らない情報を私は持っているし、彼らの目を掻い潜ってベルモットと接触、しかも彼女は私に敵意はないといった感じだ。

赤井「…………ええ、では。」

机の上の小説を片付けているとシュウくんが電話を切った音がした。

私のことを報告し終えたんだろう。

名前『ジェイムズさんは何て？』

赤井「とりあえず要警戒だそうだ。

夜の出歩きは避けるようにしろ。」

名前『分かった。』

しばらくの間は、周りを警戒した方がいいな。

こっちにいる監視員の人に迷惑かけちゃうし。

名前『…………ねぇ、』

赤井「ん？どうした？」

名前『…………やっぱなんでもない。

今日は泊まってもいい？』

赤井「…………ああ。」

両親とベルモットの関係を聞こうと思ったけど、シュウくんは知らないかもしれないしあまり思い出したくないかもしれない。

もう少し自分で探ってみよう。

クリス・ヴィンヤードと繋がりがある女優を調べれば出てきそうだし。

＂ベル「とにかく、手を引く事ね。

貴方は組織が血眼になって探してる、最高の切り札なんだから。」＂

あそこまで分かってて手を出してこないって事は、ベルモットは私に危害を加えない。

ちょっと踏み込んでみよう。

そう考えながら私は風呂場に向かった。