【名探偵コナン】米花町2丁目20番地弐 (ページ18)

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64話ページ18

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名前side

ベルモットの目的は何だったんだろう。

たまたま彼処で遭遇した？

いや、迎えの車が来ていたことを考えると待ち合わせしてたのか？

赤井「…………お…………、だ……」

それに｢princess｣って………

なんでだろ。

私、ベルモットにとってどういう存在なんだろうか。

赤井「おい、…………い……」

それにお父さんとも関係があるみたいだし。

お母さんが元女優っていうのも気になる。

ベルモットはハリウッド女優だからどこかで知り合ったとかかな？

赤井「おい、名前！」

名前『！』

思考の渦に呑まれていると、肩に手が置かれて現実に意識が戻る。

顔を上げるとお風呂上がりのシュウくんが私の顔を覗き込んでいた。

名前『ぁ、なに？』

赤井「大丈夫か？怖い顔してどうした？」

名前『え、そんな顔してた？』

赤井「ああ、徹夜続きの廻さんと同じ顔をしていた。」

名前『はは、何それ。』

考え込んでたって事か。

…………言うべき、なんだろうか。

ベルモットと接触したことを。

この間知ったことだが、シュウくんが生きていることをジェイムズさんは知っているらしい。

そこをパイプにして情報のやり取りをしているようだ。

だから私がシュウくんに言えば、ジェイムズさんに伝えてくれるだろ。

でもなぁ………

赤井「今日は泊まるのか？もう22時回ったぞ。」

名前『げ、うそ。』

ふと壁掛け時計を見ると丁度22時を過ぎたところだった。

ここに来たのは20時過ぎ。

約2時間も思考に耽ってしまった。

…………うん、やっぱり言おう。

名前『…………あのさ、』

赤井「なんだ。」

名前『さっきベルモットに会ったんだけど……』