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40話 ページ42

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名前side















歩美ちゃんは元太くん達のところに混ざりに行って、哀ちゃんは私の横に座った。









灰原「あら?その本、名前が読んでなかった?」





名前『いつの間にか新一くんが読み始めててね。


さっきまで推理大会やってたの。』






灰原「貴方もシャーロキアンなの?」






名前『んー、って言うよりミステリーが好きって感じかな。


新一くんの家には負けるけど、2階には推理小説ばっかり置いてあるよ。』






灰原「なるほど。


だからあの推理力ってわけね。」








哀ちゃんは新一くんを横目で見ながらそう言った。









名前『そんな事ないよ。


私は人より少し記憶力がいいだけ。』







まぁ、あの幼馴染達といれば事件によく巻き込まれる。



必然的に事件を読み解く能力がつくのだ。









元太「なぁなぁ姉ちゃん!」





名前『ん?』





光彦「今度、神奈川の埠頭まで釣りに行くんです!」





歩美「名前お姉さんも一緒に行かない?」





名前『えっ………』









仮面ヤイバーに夢中だと思っていた子供たちはいつも間にか私たちが座っているソファの周りに集まっていた。



ていうか釣り?



博士に連れていってもらうのだろうか?




困惑気味の私に助け舟を出したのは新一くんだった。










コナン「前に助けた漁師の人がお礼に誘ってくれたんだ。」





灰原「いいんじゃない?


行くのは休日だし、いい運動になるわ。」





名前『えー…………』










すぐに人を外に出そうとする。



……まぁ、体力不足は痛感したばかりだし。



哀ちゃんの言う通りかもしれない。










名前『………その漁師さんが承諾してくれるなら、行こうかな。』




少年探偵団「「やったぁー!!」」










私が首を縦に振ると歩美ちゃん達は大喜び。




海なんて何年ぶりに行くだろう。







そう考えながら雨が止むのを待った。

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作者名:あおい | 作成日時:2021年5月24日 14時

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