25話 ページ27
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名前side
名前『あ"ー、二度と走らん!』
何とか屋上にたどり着いて扉を開けた。
ちなみに屋上のドアの前にいた警備員は新一くんが麻酔銃で眠らせた。
小柄な私達はテレビスタッフに気づかれないように柵に近づくことに成功。
電光掲示板の先でキッドが来るのを待ち構えた。
すると、群衆の上をカードが飛び交いカウントダウンが始まる。
Three……
Two……
One…………
コナン「Zero……」
柵の外に立った新一くんは下を覗き込む。
電光掲示板にはキッドが垂直に立っていた。
コナン「残念だが、今夜のマジックショーはタダ働き。
報酬はゼロだぜ、月下の奇術師さんよぉ!」
その様子を私は柵越しに覗き込んだ。
今回のトリックは極め単純。
屋上の柵に滑車を取り付け、キッドの仲間が合図を受け取って屋上から飛び降りる。
そうすれば反対にキッドは上に昇ってくる仕組みだ。
名前『このトリックの問題点は、上に昇る様子を群衆に悟らせないこと。
だから仲間は垂れ幕の中で移動して、キッドはこの電光掲示板を利用したんだよね?』
コナン「この文字ニュースは下から上に流れてる。
それと同時に上に上がればバレないって寸法だ。」
その証拠に、まだ誰もこの状況に気がついてない。
まぁ、目の前から白いものが消えたら無意識に白いものを探そうとするから仕方がないけど。
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作者名:あおい | 作成日時:2021年5月24日 14時