23話 ページ25
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名前side
名前『あの、すみません。』
警備員A「なんですか?」
名前『この子、トイレに行きたいと言ってるんですけど中に入れさせて貰えませんか?』
新一くんと手を繋いで、ビルの前の警備員に姉弟を装って話しかける。
屋上に行くにはここを突破しないと無理だ。
この役をやらせるために私を連れてきたんだろうな。
新一くん単体で行ったら、警備員の人が着いてきちゃうから。
警備員A「いや、でも…………」
警備員B「いいだろ、キッドは子供には化けれん。」
警備員A「あ、ああ、そうだな…………
じゃあ、トイレが終わったらすぐに戻ってくんだよ?」
名前『すみません、ありがとうございます。
行こうか、コナンくん。』
コナン「うん!ありがとう!」
名前『フッ……』
ダメだ、何度聴いてもこの猫撫で声はツボにハマる。
両肩を震わせてる私を不振な目で見る警備員の間をぬけて、私と新一くんは無事にビルの中に入ることが出来た。
・・・・
コナン「お前ェ、そろそろ怒るぞ……」
名前『ご、ごめん………………ふはっ……』
コナン「おい……」
非常階段を新一くんが時計型ライトで照らしながら上に登る。
私も持ってるけど今日は置いてきちゃった。
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作者名:あおい | 作成日時:2021年5月24日 14時