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担任の嫉妬 ページ44

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No side


















七海と名前が任務に出てる一方で、五条は家入の元を訪れていた。














五条「あ〜〜暇………」






家入「鬱陶しいな。毎度ここに来るなよ。」









キャスター付きの椅子にもたれかかってグルグルと回る。






今日は珍しく任務がない五条。

 





名前も居ないこの状況では授業もないため、暇になるのも頷けた。















家入「七海とフランスだったか?



意外だな。お前が名前と行くかと思ったよ。」








五条「ま、元々あの2人の案件だからね。



名前も七海に懐いてるし。」












回るのをピタリと五条は止める。






いかにも不機嫌ですと顔に出ていた。





そんな五条の様子を見て家入は挑発するように笑う。














家入「なんだ、嫉妬か?」






五条「…………まさか。」













五条も悟られない様におどけて笑う。





だが家入にはその真意は見抜かれているだろう。












名前といる時、五条はほんの少し雰囲気が柔らかくなる。





五条の高専時代を知っている家入からすればそれは信じられない光景だ。






同級生から見れば五条の気持ちなどバレバレなのだ。













家入「なんでもいいが、泣かせたら解体(バラ)すぞ。」







五条「めっちゃ過激派じゃん。」







家入「可愛い後輩だからな。」














そう言って家入はコーヒーを1口飲む。






反論してこないあたり本当なんだろうなと家入は再び片方の口角を上げた。







五条はそれを見て観念したのかため息をつく。
















五条「…………………卒業までは我慢するよ。」






家入「当たり前だ。



手ぇ出したら迷わず通報するからな。




もっとも、向こうにその気があればだが………」







五条「あ゙ー、だよなぁ……」













そう言って五条はまたグルグルと椅子を回し始める。













五条「どーしようかねぇ……」










なんとも難儀な問題を抱えている特級呪術師は最強とは程遠い姿だった。

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作者名:あおい | 作成日時:2021年2月25日 17時

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