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実話系 ページ20

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名前side










凄い集中力。




てか漢字読めるのか?










伏黒「名前さん、ココなんて読むんですか?」








やっぱり……








名前『ココはね…………』






















なんてことを繰り返して約3時間。




やっと半分まで読めた。






ていうか夜と霧を小学2年と一緒に読むとは思わなかった。















名前『恵君、本好きなの?』





伏黒「あんまり読んだことないけど、興味はあります。」






名前『そっか。』











たしかに児童書とか読んでるよりも想像できるかも。









伏黒「名前さんはこういう本よく読むんですか?」






名前『そうだね。実話系の本は多いかも。





呪術師なんてのをやってると判断基準が鈍るから、本を読んでリセットする。




でも読むのはあくまで現実内での話。







夢を見過ぎないように………









………て、ごめん、分かんないよね。』













子供相手に何真面目に語ってんだ。




七海先輩に湊の話したからネガってんのかな。




気をつけよ。











伏黒「俺も、こういう本の方がいいです。




学校にあるのは現実ではありえない話のが多いから。」








名前『…………そう。』









この子、本当に小学生?





達観しすぎじゃない?














名前(でもそうだよな。




この子は将来、呪術師になる。)












この世の中は理不尽だ。







苦しみを噛み締めて、諦めを知り、絶望を積み重ねて成長していく。







だから彼にもこういう、実話系本の方が向いてるのかもしれない。














名前『また違う本持ってきてあげる。



そんでたまには遊びに行こうね。』













最近分かったことだけど、次来る約束をすると恵君は柔らかい顔をすることが多い。





そのうち思春期とか来ると拒否られるのかもだけど。









………………やめよ、そんなことされたら心が折れる。









結局その日は夜まで居座り夕飯をご馳走になって帰った。

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作者名:あおい | 作成日時:2021年2月25日 17時

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