担任の苦悩 ページ6
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五条side
五条「子供って難しい……」
家入「自分だって去年までそうだったろ。」
机にぐだっとなって硝子と話す。
話題はもちろん名前のこと。
家入「反葉名前……だったか?優秀なんだろ?
良かったな、美人な生徒で。」
五条「そうなんだけどさ、妙に大人っぽいって言うか……子供っぽくないって言うか……」
家入「ふーん。」
正直名前は何考えてるか分かんない。
強いて言うなら感情に起伏がない子だと思う。
良くいえば落ち着きがあって大人っぽい。
悪くいえば感情表現が乏しい。
恵くらい喜怒哀楽があればいいのに。
……て、あの子はまだ小学生か。
家入「技術云々も大切だがメンタル面でも見てやれよ。
呪術師でも一応女子だ。
そういう気遣いも必要なんじゃないのか?」
五条「…………硝子がまともなこと言ってる。」
僕がそう言うとメスが顔面の横を飛んでいった。
五条「怖…」
家入「私はお前が担任なんて死んでも嫌だけどな。
せいぜい愛想つかされないように頑張んな。」
五条「愛想つかされるどころか懐かれてもないんだけど…………」
家入「そうか?向こうは案外そうでも無いかもしれないぞ。」
五条「……そうかな…」
本当にそうなら、ちょっと嬉しいかも。
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作者名:あおい | 作成日時:2021年2月25日 17時