検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:238,629 hit

9話 ページ10

.






伏黒side







涼『俺、紫吹涼。よろしく。』







そう言って手を差し出した男。






コイツが紫吹涼か。







五条先生から聞いてた印象と違うな。








五条「涼は強いよ。術式も素の身体能力も!


高専入ったらすぐに昇級審査受けさせる予定だから、恵も気抜いてるとすぐに置いてかれちゃうよー。」





なんて言うからどんな奴かと思えば見た感じ普通の高校生。






いや、童顔が相まって中学生でも全然いける。





しかも話してると結構良い奴で呪術師では珍しいタイプの人間だと思った。






趣味や境遇も似てることから直ぐにうちとけたし、これからも上手くやっていけそうだ。





片付けも終わって昼を外に食べに行く事になり、高専から出ようと思った時、













?「君が紫吹涼か?」







後ろから声がかかって振り返った。





黒いスーツの男が数名。





誰だ?コイツら。









涼『え、あ、はい。』







?「上が君を呼んでいる。着いてきてもらいたい。」





涼『上?』






伏黒「!?」






上って……上層部か!






なんでこいつが?






いや、問題があるならそもそもここに入学できてないだろうし、五条先生が俺に何かしら言うはず。







混乱気味の紫吹と黒スーツの間に俺は割り込んだ。






伏黒「紫吹に何の用ですか?」






?「上から話があると聞いています。


大人しく来て下されば何もしませんよ。」






そう簡単に信用できるかよ。







伏黒「あんた達がコイツに何もしない保証はないだろ。」






?「…………そうですか。



ですが、こちらにはいくらでも手段はありますよ。」







伏黒「ッ……」







一触即発かと思った時、俺の肩に手が乗った。







涼『ええ、伏黒。


分かった。ついて行く。


せやから、コイツにはなんもせんでください。』










伏黒「紫吹……」








涼『ごめんな。お昼、一人で食べとって。


すぐに行くから大丈夫やで。』








そう言って俺の横を通り過ぎる紫吹。





思わず腕を掴んだ。









伏黒「っおい!」






涼『大丈夫。』









すぐに戻るからと言って俺の手は解かれた。








そのまま紫吹は黒スーツと一緒に高専の敷地に戻って行った。

10話 上層部→←8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
328人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あおい(プロフ) - まるた。さん» そうなんですね、ありがとうございます!なるべく直せるように頑張ります! (2021年2月23日 15時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
まるた。 - 「〜だったの?」は「〜やったん?」もしくは「〜やったんか??」と表す方が無難かと。「〜だったん?」よりは的確ですよ ((ボソッ (2021年2月23日 15時) (レス) id: 8a9b863792 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 匿名さん» 読んで下さりありがとうございます!そうなんですね…、すみません!次の更新までに直しておきます!ご指摘ありがとうございます! (2021年2月11日 9時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 左眼の全盲とありますが、全盲は両眼が全く見えない状態のことですよ。 (2021年2月11日 9時) (レス) id: 86a184589e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夏蜜柑さん» 読んで下さりありがとうごさいます!文スト好きです!是非これからもよろしくお願いします! (2021年2月9日 20時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおい | 作成日時:2021年2月8日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。