【呪術廻戦】下校途中、サングラスに声をかけられました。【男主】

36話 ページ37

.



涼side







五条先生は素早く手を組んで術式を発動させて宿儺の攻撃を避ける。







かと思えば今度は宿儺の真後ろから腕を掴み、顔を思いっきり殴った。












………容赦ないな……仮にも虎杖の体やのに……










宿儺もすぐさま起き上がり、反撃をする。








虎杖(宿儺)「まったく、いつの時代でも厄介なものだな。



呪術師は！！！」








そう言うて遠当ての要領で俺達の前の地面を抉りとった。






普通なら瓦礫や破片が飛んできて怪我をするが、こっちには自称GTGがおる。





無下限術式を発動させ、瓦礫を空中でピタリと止めた。










これ、俺の術式要らんかったやん。









五条｢7、8、9、そろそろかな。｣






五条先生がそう言うと、虎杖の顔や体に浮かんでいた紋様が消えてく。








虎杖｢おっ、大丈夫だった？｣







数秒後には、もう制御できとった。








涼『………………マジか…。』






ホンマに制御出来とる…………








その事に驚いとると五条先生は虎杖の額に指を当て、気絶させた。








伏黒「何したんですか……」







五条｢気絶させたの。





これで目が覚めた時、宿儺に体を奪われていなかったら彼には器の可能性がある。




………………さて、ここでクエスチョン。彼をどうするべきかな。｣







虎杖の体を支えながら、五条先生は俺達に問いかけてきた。






けど、先に言葉を発したのは以外にも伏黒の方やった。









伏黒「………仮に器だとしても、呪術規定に則れば虎杖は死刑対象です。




でも、死なせたくありません。」











涼『！』









ここに戻ってくるまでに虎杖と何かあったんか？








伏黒がそう言うたことが少し意外やった。








五条｢………私情？｣






伏黒｢私情です。なんとかしてください。｣







キッパリと言いきった伏黒に五条先生は笑っとる。






五条「涼は？」








(夢主)『…………』








虎杖がなんて言うかは知らんけど、俺も死刑には反対。





そもそもコイツが指を食ったんは止められんかった俺の責任でもある。






涼『俺も、死刑は反対です。』







五条｢可愛い生徒達の頼みだ、任せなさい。｣








グッドサインをして、五条先生はまた笑った。

37話 inホテル→←35話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す