33話 受肉 ページ34
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涼side
呪霊に殴り飛ばされ、ズサァッと俺らの横に帰ってきた虎杖。
頭から血ぃ出とるし……
虎杖「ん?……なぁ、なんで呪いはあの指狙ってんだ?」
伏黒「食ってより強い呪力を得るためだ。」
虎杖「なんだ、じゃあ俺が勝つ方法あるじゃん。
………………俺にジュリョクがあればいいんだろ?」
そう言うて虎杖は自分のポケットから宿儺の指を取り出した。
?、何するつもりや……………………
……………………ッまさか!
伏黒/涼『「やめろ!!」』
ゴクン
……信じられん。特級呪物を食った…………
猛毒やぞ…………確実に死ぬッ……
でも、万が一……万が一…………
瞬間、その万が一が起こった。
虎杖の体に漲る呪力。
明らかにそれまでとは違う気配。
涼『最悪や……』
特級呪物………………宿儺が受肉したッ……
涼『ッ!』
宿儺を受肉した虎杖は一瞬で1級相当の呪霊を祓った。
虎杖(宿儺)「ああやはり!!
光は生で感じるに限るな!!
呪霊の肉などつまらん!人は!女はどこだ!!」
涼『クソっ……』
これはマズイ。本格的にやばい。
虎杖(宿儺)「いい時代になったものだな。
女も、子供も、蛆のように湧いている。
素晴らしい、鏖殺だ。」
不穏なワードを呟く宿儺を見とると、宿儺が突然自分の首を掴んだ。
宿儺「あ?」
虎杖「人の体で何してんだよ、返せ。」
宿儺「お前、なんで動ける?」
虎杖「?、いや、俺の体だし。」
涼(……受肉した状態で、自我を保っとる……?)
俺が虎杖を観察しとる横で呪力が動く気配がした。
涼『!、伏黒……』
布瑠部の構えを取る伏黒。
コイツ…………
伏黒「動くな。呪術規定に基づき、虎杖悠仁。
…………お前を呪いとして祓う。」
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あおい(プロフ) - まるた。さん» そうなんですね、ありがとうございます!なるべく直せるように頑張ります! (2021年2月23日 15時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
まるた。 - 「〜だったの?」は「〜やったん?」もしくは「〜やったんか??」と表す方が無難かと。「〜だったん?」よりは的確ですよ ((ボソッ (2021年2月23日 15時) (レス) id: 8a9b863792 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 匿名さん» 読んで下さりありがとうございます!そうなんですね…、すみません!次の更新までに直しておきます!ご指摘ありがとうございます! (2021年2月11日 9時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 左眼の全盲とありますが、全盲は両眼が全く見えない状態のことですよ。 (2021年2月11日 9時) (レス) id: 86a184589e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夏蜜柑さん» 読んで下さりありがとうごさいます!文スト好きです!是非これからもよろしくお願いします! (2021年2月9日 20時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作成日時:2021年2月8日 17時