33話 ページ34
あおいside
これから起こることを考えると気分は最悪だが、
ダラダラしていると余計に怒られてそうなのでササッと着替えて職員室に向かう。
あおい『失礼します。1-Aの治崎です。
相澤先生いらっしゃいますか？』
近くにいる先生に聞くと奥のデスクだと言われ、そっちに視線をやる。
視線の先にくたびれた黄色い芋虫を発見した。
あおい(……………寝てんのか、これ…)
近くに行っても全く起きる気配がない。
デスクの上を見ると、
○秒チャージゼリー
開きっぱなしのパソコン
何枚も付箋が貼られた書類の束
こうしてみると改めて先生なのだなと感心する。
あおい(……普段の鬼のような態度からは、あまり感じられないが。)
相澤｢……来るのが遅い。
今失礼なこと考えただろ。｣
いつからうちの担任は読心術を使えるようになったのだろう。
あおい『………おはようございます。
重かったですよねすみません。
リカバリーガールから聞いてた来ました。』
おそらく、呼び出してまで聞きたいことは……
相澤｢今日の試験、俺の捕縛からどうやって抜けた。
布を破いた訳でもないし、分解した訳でもなだろ。
個性の応用の仕方でも見つけたのか。｣
あおい(やっぱりね。)
そりゃ炭素繊維と特殊合金で作られた捕縛布から抜け出したらどんな技を使ったんだとなる。
あおい『自分の肩を分解・再構築したんですよ。』
相澤｢は？｣
言葉が理解出来てないのか、驚きで言葉が出ないのか、固まってる相澤先生を見ながら説明を続ける。
あおい『今回の試験、先生の捕縛布に捕まった時がいちばん厄介だと思ったんです。
捕縛されたらタイムアップまでに抜け出すのは難しい。
かと言って先生は絶対捕縛布を触らせてくれない。
だから捕縛されたときの抜ける方法を考えました。』
相澤｢痛みは無いのか？｣
あおい『かなり痛いです。
正常に機能している体を、いったん分解して再構築するなんて激痛ものですよ。
最初の方はミスって何度も意識飛びかけましたからね。
医学の知識がいりますし、これを自分の体でやろうと思うとかなり体力を消費します。』
相澤｢…それでぶっ倒れたのか。｣
あおい『はい。
自分に個性を使うと、個性を使うエネルギーと体が分解・再構築されるエネルギーのダブルパンチで体力がかなり奪われます。』
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白狐(プロフ) - 鋼の思い出しました (2020年9月19日 15時) (
レス) id: 30031f9ece (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 桜さん» 頑張ります！ありがとうございます。 (2020年9月4日 11時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！応援してます！！ (2020年9月4日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 沖亜さん» ありがとうございます。初めて投稿してので上手くかけてるか分かりませんが、頑張ります！ぜひこれからも読んでください！ (2020年9月3日 23時) (レス) id: e861894a60 (このIDを非表示/違反報告)
沖亜(プロフ) - すごく面白いです！そして、主人公カッコイイです！更新大変だと思いますが、頑張ってください！次の更新楽しみに待ってます！そして、好きすぎてお気に入り登録はもちろん！お気に入り作者登録もさせて頂きました！ (2020年9月3日 22時) (レス) id: 27e9ff1823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作成日時：2020年9月3日 11時
