6話 ページ8
〜真相〜
貴「タルコットがノクトのこと王子様って感じでキラキラした目で見てたぞ」
ノ「ん、そうか」
貴「期待にそえるそうに頑張らないとだな。
俺も支えよう」
ノクトの肩を叩き微笑みかけるとノクトは「ああ」と先ほどと同様に爽やかな笑顔を見せた。
イリス「さ、みんな座って！……話、始めよっか」
イリスのその言葉にノクトとイリスとプロンプトはソファーに、イグニスはベッドに腰掛けた。
グラディオはその場に立っているままだったのでもう一つのベッドに座るよう促す。
俺は部屋の壁にもたれかかり腕を組んで話を聞くことにした。
ノ「イリス、王都…どんな感じだった？」
ノクトが聞くとイリスは重苦しい表情でポツリポツリと話し始めた。
イリス「___お城とその近くがすごくやられちゃって…大丈夫だったトコも多いと思うんだけど、、」
イ「…目的はやはり限定的だったのか」
貴「帝国ッ…」
イリス「ねえ！何かあったらどんどん言ってね！」
ノ「ああ…ありがとな」
そう言ったイリスはまだ何か言いたげにモジモジとノクトを見つめていた。
ノ「なんだよ？」
それに気づいたのかノクトは言ってみろと促した。
イリス「あのねっ、ルナフレーナ様この街にいらしたって噂があって…」
ノ+貴「…！」
ルナフレーナ様が生きている…？
それは噂であれ俺たちにはとても嬉しい情報だった。
イリス「でもすぐに街を出たって……無事でよかったじゃん」
ノ「わかった、ありがと」
イリス……きっとノクトを励ますために言ったのだのう。
イリスはノクトのことが好きなのに自分の想いを隠してノクトを励ましてくれた。なんていい子なのだろうか。
イリス「じゃあ、ゆっくり休んでね」
そう言い残してイリスは部屋から出ていった。
貴「…さ、話も聞けたことだし俺は少しレスタレムの街を偵察してくるよ」
さすがに暑いと思い、シャツのボタンをプチプチと外し、黒のTシャツ姿になった。
ノ「ん、おー…オレもいくか？」
貴「いや、大丈夫だ。頭痛いんだろ？病人は休んでな」
ノ「うおっ！？」
俺は脱ぎ終えたシャツをノクトに投げやると彼は少し拗ねたように俺のシャツを握りしめた。
イ「一人で大丈夫なのか？」
部屋を出ていこうとする俺をイグニスは呼び止めたが「そんなに遠くに行くわけじゃないんだ。イグニスはノクトについてやっててくれ」と言い残して俺はその場を去った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
