4話 ページ6
〜原因〜
貴「俺だって筋肉つけたらモテるし」
グ「ふーん？でもワイルドさが足りねえんじゃねえか？」
そう言って彼は俺の頭をワシャワシャと撫でてきたので、すかさずペシと払い退ける。
貴「子供扱いはやめろ。
俺はグラディオまでのゴリラ的なワイルドさは求めてねえから！」
グ「誰がゴリラだ！」
イ「もう少しおとなしくしてくれ…」
そんな言い合いをしているうちに目的地であるリウエイホテルに到着した。
賑やかな街の雰囲気とは違い、落ち着いた外装で年季は入っているものの高級感のあるホテルだった。
貴「へえ、いいホテルだな…って、うわ！？」
プ「ここ揺れた！？」
グ「地震ってやつか」
ホテルに入ろうとすると、いきなり地響きが聞こえ、ガタガタと地面が揺れだした。
少しバランスを崩しそうになりよろめくと、イグニスが俺の肩をグイと抱き寄せ支えてくれた。
貴「おっと…サンキュな」
イ「ああ、大丈夫だな」
イグニスに礼を言いノクト達を見ると、ノクトが頭を押さえていた。
ノ「ぐっ…！」
貴「大丈夫か？頭痛のようだが…」
すかさずノクトに歩み寄り、背中に手を添えてやった。
ノ「…ん…はぁ、」
イ「どうした？」
ノ「なんか頭痛てぇ……と思ったけど…」
プ「大丈夫？」
ノ「平気。治った」
そう言う彼はすっかりといつもの調子に戻り、本当に平気そうだった。
地震が起きて急に頭痛とは少し不思議だ。ノクトの体にストレスが溜まりすぎて、少しの刺激にも敏感になっているのではないだろうか。
もしかしたら熱でもあるのかもしれない。
貴「ノクト、少し しゃがんでみろ」
ノ「ん？おう…」
俺が促すとノクトは少し不審そうにしたが、おとなしく少し体を曲げてくれた。
貴「ん、」
プ「え、まじで」
俺はしゃがんで身長差のなくなったノクトの頬に手を添えると、目を伏せ額と額をくっつけた。
貴「んー…熱はないみたいだ。よかった」
ノ「だから治ったって言ったろ？それに顔近すぎだっての」
顔を離すと彼は照れたようにくっつけた額を押さえた。
貴「ハァ、、俺にとってノクトは弟なんだ。別に意識することではないだろう？
あ、そうか。ノクト今 思春期だもんな」
そう言うとノクトは「オレもう２０歳だから！」と怒ったように返してきた。
イ「…………
…ああ、早くイリスに話を聞かなくてはな」
貴「？…うん、そうだね」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
