47話 ページ49
イ「帝国兵といえどここには数人しかいないようだ。きっと巨神の方に多く動員されているんだろう」
両手にタガーを召喚して胸のあたりでクロスさせながら彼は言った。
攻撃態勢はここにいる全員ができているようだ。
プロンプトも銃を召喚して軽く肩に掛けている。
貴「それなら尚更とっとと片付けないとね。
帝国は巨神が狙いなんだろうけどノクトの近くに敵がいるってだけで気がおかしくなりそうだ」
そう言い残して俺は帝国兵と魔導兵の群れに飛び込んだ。
周囲の敵にテンポよくタガーを投げてマークするとすかさず私のメイン武器である刀を召喚し、そのまま踊るように1回転して俺を取り囲んでいる奴らを蹴散らす。
プ「ほんっとに…過保護だよね〜」
少し遠くで溜息の入り混じったようなプロンプトの声が聞こえたのと同時に銃声が聞こえてきた。
俺に続いてすぐに応戦してくれたようだ。
貴「過保護も何も俺の世界ではノクトを守ることが1番大切なんだから当然…だろッ」
目の前の1体の魔導兵の首を吹き飛ばして彼にそう答えると「うっっわ、エグいわ…怖…」と少し遠くからつぶやいた声が聞こえてきたが、聞こえないふりをして無心で無機質な魔導兵を倒すことに集中した。
イ「あまり無茶はするんじゃないぞ…__ッ！？なんだ！？」
貴「わ！___ッは、」
イグニスの驚愕の声と同時に近くで物凄い地響きと同時に激しい揺れを感じた。
悲鳴にも似た声を出して体が傾くと、バランスを崩して硬い地面に背中を強打してしまい鈍い痛みが広がる。
あのデカブツ…！近くにいるのか…
神に使う言葉ではないことは重々承知はしているのだが、これくらい言ってやらないと気が済まないのだ。
おまけにほら、俺が倒れたのをいい事に魔導兵が覆い被さって剣を振り下ろしてくるじゃないか。
貴「この…ッ、クソがよ！」
間一髪で身をくるりと翻すと俺の顔の真横に剣が突き刺さり、頬を掠めた。
無論、やられっぱなしは癪なので腹に1発強い蹴りを入れてやると敵は少しよろめいてくれたようだ。
プ「A！？大丈夫！？」
貴「ん、ああ。少し頬に傷作っただけだ」
そう言いながらポーションを取り出して取っ手のリングを咥え、そのまま引き抜いた。
周りにホワホワのした光のようなものが漂い、傷を癒してくれる。
イ「すぐに助けに行けなくてすまなかった」
貴「気にしないでよ。さ、ここから巨神まで近いみたいだし、突っ切ってさっさとノクトのところに行こう」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
