41話 ページ43
プ「イグニスのメガネって熱は平気なの？」
イ「おそらく問題ないと思うが」
メガネの話題に方向転換して俺達は先程同様、周りに何もない田舎道を走っている。
ノ「まあダメになってもそんなに困んないだろ」
グ「極端に悪いわけじゃねえしな」
プ「えっ、そうなの？」
プロンプトは驚いた様子で後ろに座るイグニスを見たが、無理もないだろう。
イグニスは風呂、就寝、(偶に)部屋以外は常時メガネをかけているので完全に周りから『メガネの人』と認識されているのだ。
イ「まあ ないと何も見えないわけではないんだ」
プ「ええ？だったら普段取っとけば？」
イ「いや＿＿」
『カッコいいんだし』とプロンプトに言われ、イグニスは少し言葉を詰まらせていた。
まあメガネ取ったときは結構 雰囲気変わってカッコよく見えるのもわからなくはないが。
貴「それは違うもんね」
グ「ハッキリ見えねえと気分が悪いんだと」
イ「まあ…ぼやけているのは好きじゃない」
プ「はあ やっぱきっちりしてんだねぇ」
貴「そうでもないかもよ？」
そこが一番彼らしいところではないかと思うが、実はイグニスにも雑なところもあるのだ。
例えば物を投げて捨てる事だったり、書類のサインが殴り書きだったり。
少しの沈黙が流れた後、プロンプトが再び口を開いた。
プ「イグニス、運転席以外って気分どう？」
イ「恐ろしい」
貴「左に同じ」
ノ「恐ろしいのかよ」
即答したイグニスにノクトが しかめっ面をしたのが、バックミラー越しにわかった。
イ「昔の王子の運転を知っている身としてはな」
『今回の運転でAの気が滅いらなくて本当に良かった』と言われ「あんときは今世紀最大でヤバかった」とわざとらしく返した。
ノ「そりゃどーも」
グ「本でも読んでろ気がまぎれるぞ」
イ「ああ、そうだな。だが今はいい」
そう言って正面を向いた彼の視線を辿っていくと、その理由がわかった。
ア「着いたよ」
目の前にはコンクリート製の俺達より何倍の高さもある門がそびえ立っていた。
要はカーテスの大皿の入り口に着いたのだ。確か今のカーテスの大皿の全域は帝国によって封鎖されていると聞いた。
…本当に入れるのだうか。
ノ「ウソじゃねーだろな」
ア「オレがいつウソついたかな」
プ「基本ウソっぽいっていうか」
グ「まあ信用ならねえな」
ア「おーい！オレだよオレ ここ開けて」
アーデンは俺達の小言も気にする様子もなく、門に向かって声を張り上げた。
貴「『オレだよオレ』とか詐欺師しか使わねえじゃん…」
イ「フフ、」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
