32話 ページ34
〜再来〜
ア「じゃあ君がレガリアを運転で決まり！よし準備しようか」
貴「おいおいおいおい勝手に決めないでくださいよ！」
ノクトに運転をさせると強行したアーデンにツッコミを入れるも彼は何でもない様な顔をして可笑しそうに笑っていた。
ノ「オレだって運転くらいできるし…」
ア「ほら、彼だってそう言ってるんだしさ？
信用してやりなよ」
別にノクトの事を信用していないわけでは全くないのだが、『ノクトの運転』に関してだけはハッキリ言わせてもらうが、信用できない。
過去のトラウマが頭の中でフラッシュバックするだけで青ざめてしまいそうだ。
貴「わかった…わかりましたよ！
ノクト、くれぐれも、本当にくれぐれも安全運転で頼む。それだけは約束してくれ」
ノ「おう、任せとけ」
先程は少し拗ねていたノクトだったが、今はすっかり機嫌が良くなった様でドヤ顔をかましている。……この顔、本当に信用してもいいのだろうか。
プ「じゃあ、早速行こうよ！
イグニスはノクトと席変わればいいからAの隣だね！」
イ「そうだな」
そう言ってイグニスは普段はノクトが座っている席に乗り込んだ。そしてプロンプト、ノクトも次々に自分の定位置に座り始め、グラディオが「お前が座らねえとオレも座れねえ」と俺を急かす。
＿どうして俺以外の奴はこんなにも変な所で肝が据わっているのだろうか。
とうとう俺も折れてしまい、渋々車に乗り込んだ。
ノ「んじゃ、行くぞ」
貴「まずは基礎からだ。右がアクセル、真ん中がブレーキ、左がクラッチだ。
……優しく、優しくアクセルを踏んでくれ」
後部座席から少し身を乗り出し、ノクトに丁寧に車の基礎をおさらいし始めたのは、勿論まだ 命が惜しい、車の事故では死にたくないと思っているからであった。
ノ「わーってるよ！…ったく、逆に集中切れるかもしれねえぞ？」
貴「……黙っとく」
ノクトの一言に思わず身を縮め、下唇を噛んで口を噤んだ。
すると隣に座るイグニスが「気持ちはわかるが唇を噛むのはやめような」とまるで子供をあやす様に軽く俺の髪を撫でる。
そしてノクトがついにアクセルを踏み、レスタルムのパーキングを抜ける。
貴「…みんな、死ぬときは＿一緒、だからな」
プ「ガチに聞こえるからやめてくれる！？」
いや、割とガチなのだが…。
今の俺にとってこの状況は、どんなに無慈悲なホラー映画よりも恐ろしい状況下に置かれているのだ。
貴「イグニス、車が動いてる。どうすればいい」
イ「じっとしていればいい」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
