19話 ページ21
プ「ちゃんと見つかりますように…」
グ「気合い入れて探せ」
俺達は凍える寒さに身を縮めながら足を進めた。
プ「あ…また床ツルツルのヤツだ」
貴「行こうかノクト…あ、もう足滑らせてる」
イ「オレ達も行くぞ」
せめて準備をして滑っていこうとしたが俺の主は先ほど同様、足を滑らせて落ちていった。
イグニスはすぐさまノクトの後を追う。
さっきも1人で落ちていったのに…学習しないのかコイツは。
ノ「またかよ！！？？＿＿＿くっ！痛ぇな‼」
イ「うっ、ノクト大丈夫か？」
降りた先は高さがあったようでドスと鈍い音が聞こえた。
貴「大丈夫？今向かってるから__って、この高さから落ちるの！？」
氷の滑り台を勢いよく滑っていくと終盤には俺も予想以上の高さから空中に放り出されていた。
ヤバい、落ちる。
そう思い目を瞑り、時期にくるであろう痛みを待った。
貴「……ん？」
たが予想していた痛みはなく、柔らかく暖かい何かに身を包まれた。
あ、この香水の匂い。
ゆっくりと顔を上げるとイグニスのいつもの仏頂面がそこにはあった。
まあ簡単に現状を説明すると落ちてきた俺をイグニスが抱っこしてる。ただそれだけだ。
イ「何とか間に合ったか」
貴「おー、なんか俺だけ悪いね」
イ「別に構わないが……ハァ」
俺を抱きかかえたままイグニスは溜息を吐く。
その溜息さえも寒さ故に白い霧の様になって彼の口から出ていった。
眉間にシワが寄っている…何か彼に悪い事でもしただろうか。
そう思い彼の様子を伺った。
貴「どうした___」
イ「軽すぎる」
貴「え」
想像していなかった言葉に一瞬 面食らったと思う。
彼はそのままゆっくりと俺を地面に降ろしてくれた。
イ「しっかり食べては…いるよな。ならば体質か？こんなに細身だと心配する」
そう言って彼は俺の髪を軽く撫で始めた。
俺もそれをよしとして特に抵抗することなく、されるがままになっている。
貴「あー、確かに筋肉質ではないよね。
さっきみたいな高い所から落ちたら骨とか折れそうだわ」
「キャッチしてくれて助かった」と未だ髪を撫でられながら礼を言うと、彼は「無事な様で何よりだ」と笑ってくれた。
プ「ノクトー、ノクトのお母さんとお兄ちゃんがイチャついてるよー。どういう心境？」
ノ「別にガキの頃からあいつら仲良かったし、もう見慣れてるから何ともねーよ」
グ「プロンプトはあんま見た事ねえよな。あの天然リア充の絡み」
ノ「2人ともシラフであれだからもう収集つかねえけどな」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
