18話 ページ20
貴「ふぅ…よし、みんなお疲れ」
プリンを倒し終え労いの言葉をかけると、口から出た息は白くまるで真冬並みの寒さだった。
外は暖かいのにこの中だけ冬みたいだ。
その中でこんな薄着とか本当どうかしてる。
そんな愚痴を吐くわけにもいかず足を進めて行くと氷が張られた道のようなところに出た。
プ「どうする？ここ氷しかないど…」
ノ「行ってみるか…うっ、ヤッバ」
片足だけ足を踏み入れるとわかっていた事だがまぁ滑る滑る。
ノクトが先に滑り落ちてしまったため俺達もすかさず後を追うべく氷の上を滑った。
プ「わああああ！？速いってコレ！助けて！」
貴「ははははっ、何コレ楽しいじゃん！スライダーみたい！」
プ「なんでそんなに無邪気なの！？」
グ「テーマパークとか行ったらはしゃぎまくるタイプだな」
イ「…全てが終わったら連れて行くか」
まるで滑り台を滑っているかの如くツルツルと滑っていくと降りた先にはシガイがいた。
ノ「ああ、くそっ！そう来ると思ったぜ…」
武器を召喚してシガイにタガーを投げつけノクトをフォローする。
この洞窟は仕方がない事ではあるがシガイが多すぎではないか？
次から次に出てくる。…まあ身体は暖まるが。
貴「おら…よっと！」
最後の一体に攻撃を仕掛け、戦闘を終えると滑ってきてしまったものだから戻る訳にもいかず先に進む事になった。
プ「ううっ、やっぱり寒い…！___っていうか寒すぎ！カオ痛い！」
貴「はぁ…しょうがないな。プロンプト、こっち来てみろ」
両腕を摩り嘆く彼をちょいちょいと手招きすると、頭にハテナマークを浮かべながらもこっちに歩み寄って来てくれた。
今のプロンプトの服装はいつもの黒のタンクトップにノースリーブのジャケットを着ているだけでこの寒さの中で1人だけ腕が丸出しなのだ。
見ているだけでこっちまで寒くなってしまいそうだ。
貴「ほら、着とけ」
プ「え？…でも」
俺は着ていたジャージを脱ぐとプロンプトに掛けてやった。
Tシャツ姿になってしまったので直に肌にくる冷気が先ほどよりも増した気がするが、プロンプトの為ならなんて事ない。
貴「俺はいいの。それにほら…王子だって黒のTシャツ1枚じゃん」
そう言っても中々納得しない様子の彼に「俺は戦闘で動くから身体も時期に暖まる」と言って半ば強引に話を終わらせた。
プ「ありがと…うーん…サイズぴったりなのがなんか悔しい」
貴「そりゃどうも」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
