14話 ページ16
貴「…なあ、ノクト。
ペゴラー展望公園に怪しい人いなかったか？」
ノ「ん？何だそれ、知らねー」
何気なく聞くと彼は少し考えてはて、と首を傾げた。
赤髪のあの怪しい男はイリスとノクトの前には現れなかったか。
まあ、あの気の抜けない男は何をするか知れたことじゃないからこちらとしては好都合だが。
貴「いや、別にたいしたことじゃないからいいや」
ノ「ふーん？」
貴「ああ、タルコット。
凄い話があるんだろう？ノクト達も帰ってきたことだし話してくれない？」
不審そうにこちらを伺ってくるノクトに俺は焦りを感じ、話題を変えることにした。
タ「わかった！」
ジ「これ、そんな口を」
タメ口で応えたタルコットをジャレットさんが咎めた。
まあ、立場的に従者なのだから言葉遣いなどはしっかりしてないといけないのだろうが。
貴「あー、大丈夫ですよ？
俺、ただのルシスの一般市民なので」
「高い地位なんかじゃありません」と笑顔で付け足す。
プ「オレも一般市民ですんで！」
ジ「ですが…」
プロンプトも加わり、敬語でなくても大丈夫だと言ったが、さすがにジャレットさんは躊躇う素振りを見せた。
貴「んー…じゃあお友達ってことでどうです？」
タ「え！いいの！？」
貴「いいのいいの」
キラキラとした目でこちらを見上げるタルコットの頭をクシャリと撫でると嬉しそうに目を細めた。
ジ「ありがとうございます…」
礼を言うジャレットさんは心底嬉しそうだった。
…タルコットも王都が欠落して学校に行けてないんだよな。
友達とも会えずに……寂しい、よな。
プ「じゃあ、タルコット！
街で聞いたって話____」
プロンプトが本題を振ると、タルコットはノクトの方に向き直った。
タ「あ、うん！
…ノクティス様！伝説の剣がこの近くの滝の中にあるんだそうです！」
貴「え、伝説の剣が？」
イ「場所がわかっていない墓所のひとつかもしれない」
グ「行ってみねぇか？」
貴「ああ。行く価値はありそうだ」
ノ「行こう____どうもな、タルコット」
ノクトはタルコットに対し、優しい声色で笑顔を向けた。
…マジで子供と動物にだけは優しいな、コイツ。
貴「本当に凄い話だった。
俺からも礼を言わせてくれ」
タ「！！……いいえ！」
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
